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■【戦国BASARA】 まーくんの療養日記~其の弐

今日もお休み。ひゃっほぉぉぉぉ!!
今日も日中はBASARA三昧。ゲームは……やっぱ無理だろうな。


はい。そんなわけで、まーくんこと政宗君の療養日記の続きだよ。

まーくんてば、やはり天然じゃなくて計算ずくの疑いが濃厚です。














突然茶室に現れると同時に、皆がいる目前で小十郎に濃厚な接吻をする、奥州筆頭・伊達政宗。
二人の臣下が慌てふためく中、不敵に微笑む政宗の心中は如何に……?

--------------------------------------------

「あらららら」
 厳かだった茶の席が、政宗の悪戯のせいでとんでもないことになってしまったのを見て、佐助は半ば呆れたようにそう呟いた。しかし、その実、一見堅物を絵に描いたような男・片倉小十郎を手玉に取る政宗が、内心羨ましくもあった。

──いいなぁ。俺様も、幸村の旦那と……

 などと、佐助が幸村との甘い関係を妄想していると、その真田幸村と片倉小十郎が、声をそろえて政宗に抗議をしていた。
「政宗様! ご冗談が過ぎますぞ!」
「左様! 厳かなる雰囲気で、精神を研ぎ澄ます茶の席に於いて、そのような行為……まこと、破廉恥でござるっ!」
「Ha? じゃあ言わせてもらうが、あン時にいともたやすく小十郎に討たれた俺のほうが、よっぽど恥ずかしい姿だと思うが?」
 細められた政宗の左目に捕らえられ、小十郎は息を飲んで固まり、言葉を詰まらせた。
 そんな小十郎の心中を、幸村が代弁する。
「し、しかしあれは、伊達殿の身を案じればこそのことで、片倉殿とて伊達殿に恥をかかすつもりなど……」
「『恥』なんだよ。俺にとっちゃあ、な」
 独眼に睨まれ、今度は幸村が息を飲む。
 手負いとはいえ、小十郎にたやすく柄打ちと峰打ち食らったことが、どれだけ恥と感じたか。
 しかも、生涯の好敵手として認めた、真田幸村の目前でのことである。
 物言わぬはずの独眼が、その悔しさを雄弁に語っていることに、幸村は気付いた。
「伊達殿……」
「ま。確かに、今まで小十郎の言ったことに、間違いはなかったからな。だからといって、ああも簡単に死角の右を取られてばかりじゃ、悔しさも残る。とはいえ、今の俺じゃあ、再戦もままならないわけで」
 政宗の内から発せされていた青い殺気が収まり、普段の飄々とした軽口に戻ると、小十郎と幸村は心中で胸をなで下ろした。
「だからっつて、やっぱりやられっぱなしってぇのも、俺の性分じゃねェんだよな。てなわけで、これはほんのささやかな、俺からの仕返し。Understand? 小十郎」
 そう言って首を少し傾け、目を細めて妖艶な笑みを浮かべる政宗に、小十郎は魅入られてしまった。
 ふと、呆然としながら政宗の話をただ聞いていた小十郎も、ようやく事態を理解することができ、耳まで真っ赤にして政宗に食いついた。
「仕返しって……、政宗様!? それだけのために、斯様な真似を?」
「そ。だから俺はもう退散するわ。武田のおっさん、せっかくの茶の席を騒がせて悪かったな。またゆっくりと、お手前に預からせてくれよ」
「うむ。承知した」
 これだけの騒ぎにも、まったく動じずに一人茶をたててすすっていた、武田信玄。
 動かざる事、山の如し。である。
「お館様ァ…」
 不動の姿勢で茶を嗜んでいた主人を、半ば呆れたように幸村は見ていた。
 席を立ち、茶室を後にする政宗の背中を、ただ呆然と見守っていた小十郎であったが、佐助に
「片倉の旦那」
 と、小声で声をかけられ、はっと我に返ると、自分もまた席を立った。
「し、信玄公。こ度の茶席での数々のご無礼、平にお許し賜りたく存じます。わが殿には、重々に言い聞かせますので、ご容赦を……」
「言っても聞かぬであろう。そなたの主公は」
 口元を軽く歪め苦笑を漏らす信玄の目は、小十郎をねぎらうかのように慈愛が込められていた。
「伊達殿の言うように、再び茶の席を設ける故、今は大事な者を追うがいい」
「では、失礼致します」
 深々と一礼をすると、小十郎もまた茶室を後にした。


 一足先に茶室を出ていた政宗は、あてがわれた部屋に戻る途中、唇に手を当て幸せそうな笑みを浮かべていた。
「……まだまだ敵わないよなぁ」
 そういって舐めた唇は、ほのかに苦みがあった。
 小十郎が飲んでいた抹茶の味である。
「政宗様ぁぁ!」
 背後から小十郎の呼ぶ声。
 思わず心臓が高鳴る。
「小十郎!」
 振り返り様に見せた政宗の天真爛漫な笑みに、小十郎もまた

『このお方には敵わぬ』

 と、思わざるを得なかった。





 台風一過の茶室に於いて、信玄はまだ茶をたてていた。信玄の勧めで、見張り役のはずの佐助もちゃっかり同席している。未だ呆然と佇む幸村が、相手にならないのだ。
「旦那ぁ。お館様がいれてくだすった茶、冷めちゃいますよ?」
 返事はない。
 信玄は茶碗を手に取ると、一口含んで呟いた。

「若いとは、よいのう」



【おしまい】
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■コメント

■筆頭! [櫻井 奏]

新作楽しみにしてましたーヾ(o゚ω゚o)ノ゙
筆頭wなにしてるんですかwwww
いいぞ。いいぞ。もっとやれ←
顔色一つ変えず、動じず…。でも内心ドッキドキ状態の右目が浮かびます(*´д`*)ハァハァ
こっそり、佐助が可愛いです…。
筆頭は天性の受だけど、天然ではないなと私も思います。8割は計算かと睨んでます。
私の筆頭と右目の脳内設定ってなんだろう?って考えてみたんですけど…。
「忠犬襲われ攻×俺様襲い受」という答えが出ましたよ(゚□゚)
最近、長宗我部×毛利がちょっぴり気になっているのは内緒…。

■コメントありがとうございます [桂花]

やはりこういうノリのほうが書いていても楽しいです♪
ほんに、何やってんスかね、筆頭は┐(´∀`)┌(←おまえが)
8割計算、2割天性、といったところでしょうか。その2割の天性に惑わされ、8割の計算に翻弄される右目カワユス(*^^*)
「忠犬襲われ攻×俺様襲い受」とは、なんともハァハァなシチュエーションでござりますなぁ…(*´д`*)
櫻井さんの作品として公開されるのを期待!(←ォィ)

アニメ1期では、西軍武将達あまり目立たなかったですよね。
長宗我部×毛利は、いい目の付け所です。イケイケ、ゴー、ゴー!
俺の島津様(ぇ)は、あっさりと六天魔王に…ノДT)
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