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■『戦国BASARA』視聴記念 小十郎×政宗

#9から観ています。アニマックスさんにもう一回最初から放映するよう、おねがいまいめろ。

若者達より、甲斐のお館様とか薩摩の殿のほうに激しく萌えた変態です。
島津様の緒方ヴォイスかっちょいいよ!
どこぞの番組でカッパの着ぐるみ着て「ぼくも~したいなぁ」とか言っているおっさんと同一人物とは、とても思えない。すげーよな、声優さんて。

それはそうと、久し振りに刺激を受けて二次小説など書くことにした。
二次創作は久し振りだから、どうなるかわからんぞ(藁)


覚悟はいいか? おれはできて
  ↓








「Hey,小十郎。俺の部屋に来い」

突如そう言いつけられて、小十郎は怪訝に思いながらもどぎまぎした。
織田軍が九州に上陸し、島津を討った報はすでに小十郎の耳元にも届いている。
恐らくは、そのことについての話であろう。
だが、高鳴る心臓を、なぜか押さえることができない。
これからの戦略についての話をしているうちに、俺の変な期待はきえるはず。そう思いたい。

「お呼びで御座いますか」
襖を開き、膝を進めて平伏する小十郎。
あくまで、政宗と小十郎は主従である。
小十郎は何度も胸の中で、その言葉を繰り返した。
政宗は無言で、小十郎に手で面を上げるよう示す。
「織田の猛攻だが……」
やはり、話とは戦局のこと。小十郎は半ば残念に思いつつも、ほっとした気持ちになった。
しかし、事態を考えると、安堵する気持ちも不遜に思え、小十郎は顔を落とす。
「どうした? 臆したか?」
「いえ……」
政宗の意地悪っぽい言い草に、小十郎は顔を上げ、ジロリと主公を睨む。
口元は不敵に歪めているが、左の目は笑っていない。それどころか、怯えているようにも見える。
片方だけ残された独眼は嘘をつかないことを、小十郎は知っている。
「俺は、怖い」
左目に現れた気持ちを、言葉でも表す。
左目と言葉から発せられた弱音とも思えるものに、小十郎は驚愕しつつも腹の底から湧き出る怒りを押さえきれずに、膝を立てて進み寄った。
「殿ともあろうお方が、何たる言い草! 斯様な気持ちでいられては、この先の戦は……」
「Stop,Stop! 待てよ。小十郎の言いたいことはわかるが、俺の話も最後まで聞け!」
ともすればくっつきそうになるまで近づいてきた小十郎を、政宗は慌てて押しとどめた。
押しとどめるためとはいえ、服越しに触れる政宗の手。
小十郎はその手の感触に、改めて奥底に押しとどめた気持ちを顕わにし、無意識に心臓を高鳴らせた。
──まずい。
政宗に、この高鳴りを知られては……
小十郎は慌てて一歩下がると、再び平伏して政宗と対峙する。
「申し訳御座いません、殿」
「いや……」
政宗のほうも落ち着かないのか、短い言葉が上擦っている。
気まずさを払拭させるため、政宗は軽く咳払いをすると、改めて威厳のある声で小十郎に話しかけた。
「負けを認め、降伏した相手でも、一度敵となったものは構わず皆殺し。それが、奴のやり方というなら、怖いと思わずにはいられないさ」
「だからといって……」
「そう。だからといって、尻尾を巻いて逃げるのは、俺の趣味じゃあねぇ」
膝を叩いてそう叫ぶ光る政宗の左目を見て、この男が諦めてないと知った小十郎は、安堵した。
やはり、筆頭だ。諦めの悪い、小憎らしい男。
「『征天魔王』だ? 上等じゃねぇか。それでこそ、叩き甲斐があるってモンよ!」
やはり我が筆頭は、覇気が違う。
小十郎は感嘆に心を振るわせつつも、どこか一抹の不安を抱えていた。
幼少の頃より共にあり、目の前の男をよく知っているつもりである。
だからこそ、二人きりになって天下の情勢を語るだけとは、小十郎には考えられなかった。
「……政宗様?」
目の前の主君の心を窺うように、小十郎がまっすぐ政宗を見据える。
左目が光るのも、握った拳が震えるのも、武者震いでも信長を恐れたりするものでもないと、小十郎は気付いた。
「……政宗様」
小十郎が膝を進め、政宗に近寄る。
政宗はたまらず、小十郎の手を取り、その胸に飛び込むように抱きついた。
「俺は、怖い。こうして、おまえに抱きしめてもらうことが、出来なくなってしまうことがあったら、俺は……!!」
胸に顔を埋められては、政宗がどんな顔をしているかなど、知る由もない。
ただ、服の胸の部分が、熱く濡れる。
なんて、愛おしいお方なのだ。
小十郎は政宗の身体を強く抱きしめた。
「小十…?」
突然の強い抱擁に、政宗は涙を止め小十郎を見上げる。
顔を上げた政宗の顎を、小十郎の手が掴む。
土の匂いがする。
「小十郎は……、政宗様といつまでも共におりまする」
真っ直ぐに見つめられ、政宗の鼓動が高まる。お互いの高鳴る鼓動が、いつしか同じ音になっていく。
「小十郎……俺より先に死ぬな」
「政宗様も、小十郎より先にお亡くなりあそばせぬように」
熱く潤んだ左目が、小十郎の目を捉えた。
もう気持ちを隠す必要などない。
政宗の唇を包み込むように、小十郎の口が吸い付き、絡む。

二つの影が、ひとつになった。



【おしまひ】
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■コメント

■No title [柊 蒼李]

はじめまして^^
 
コメントありがとうございました!
私も幸村に笑顔でお願いされたらきっと何本でも買ってしまうと思いますw(笑)
 
小十郎×政宗小説読ませていただきましたv
政宗が可愛すぎる><*
小十郎に抱きついた時私も小十郎と同じ気持ちになりました(´^`*)
 
これからもちょくちょくお邪魔すると思うのでよければ仲良くしてやってください^^
それでは失礼します。

■ご来訪ありがとうございます [桂花]

> 柊 蒼李 様

ご来訪ありがとうございました。
あの幸村殿の笑顔は、たまりませ~ん♪

それはそうと、私の拙い小説を読んで頂いた上、感想までいただきありがとうございます。
涙に暮れた政宗に抱きつかれたらと妄想したら……こうなりました^^;
BASARA歴浅いのでまだ上手く描写できませんが、精進致しますので、これからもよろしくお願いします。
こちらからも、またお邪魔させていただきま~す。

■素晴らしき誘い受。 [櫻井 奏]

こんにちわ。お邪魔します。
甲斐のお館様は私も全然OKです!(o゚ω゚o)ノ

BASARA小説を密かに毎日読ませていただいてます。
桂花様の筆頭が可愛らしくて…。そりゃ右目もドキドキするってもんです。
「筆頭は右目の前だけではこんな態度取るのね…。」
と独りPCモニタ前でニヤニヤしながら読ませていただいていて、
とんでもなく気持ちの悪いことになってます…。
ささっと書けてしまう桂花様の才能は素晴らしいですね。
私も、過去に小説で同人活動をしていたんですが…。もう全く書けません…orz
次回作も楽しみにしてます!(催促になってますね…すみません;;)

■Re: 素晴らしき誘い受。 [桂花]

> 櫻井 奏 様

重ねてのご来訪、ありがとうございます。
私如き褌忍者に「様」はいらないので、呼び捨てで結構です。

ウチの筆頭、右目に対してだけは平然と弱みを見せます。それが天然なのか打算なのかは、まだわかりませんが。
打算だとしたら、恐ろしい子です。天然だとしても、それはそれでやはり恐ろしい子なわけで。
ささっと書いたというよりは、脳内妄想垂れ流しといった風な内容ですが、それでも喜んで頂ければ、次回作への励みになりまっす(`・ω・´)(自滅行為か?)

■こんにちわ☆ [せうる]

訪問が遅くなってすみません!いつもコメントありがとうございます♪

小政読ませてもらいました~☆(今更ですみません)
キャラ全然崩れずにBLって書けるんだ・・・って桂花さんの小説見て思いました!
「いつまでも共におりまする」とか殺し文句だぁぁぁ!!
言われたいッ(><*)
思わず政宗だけじゃなくてこっちまでキュンってなっちゃいましたww

■Re: こんにちわ☆ [桂花]

> せうる 様

せうるさんだ~♪ ようこそいらっしゃいませ。

BASARA歴が浅いから、ちゃんとキャラが立てているかどうかドキドキものでしたが、せうるさんのお墨付きをいただければ、お館様に裂襲刃(鬼に金棒)ですっ!
せうるさんのところの、かわゆい伊達主従や佐幸に比べたらまだまだ未熟ですが、これからも皆様のお目に適うよう、精進いたしまっす(`・ω・´)ゞ
それにしても、ウチの筆頭って、何だか二重人格っぽいよな……
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設置:2009.06.21

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香彩茶房 別館こ

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