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■【戯れ言】 擬人化 ~武田主従物語~

何がどういう擬人化ネタなのかは、読み終わってからのお楽しみ^q^







大口径ガトリング砲での豆鉄砲の乱射は禁止しております。
(つまるところ、他の方法での非難はおkらしい)
 ↓
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「幸村ァァァァァ!!!!」
「お…お館…様……。某は…、幸村は…」
 すっかりと衰弱しきった幸村は、病気の蔓延を防ぐため、急ぎ別室へと運ばれ隔離された。
 硝子越しに見える幸村の姿。見えるのに届かない。手を差し伸べることも敵わない。
 次々と施される処置は、それが幸村のためとはいえ、なんとも痛々しく苦しそうなことよ。
 信玄は思わずお互いを隔てる硝子に、その身体を叩きつける。しかし、厚く丈夫な硝子はびくともしない。
「幸村、幸村ァァァァ!!!! しっかりせぬか、馬鹿者がァァッッ!!!!」
 叱咤の声。だが、それは今にも泣き出しそうな、悲痛な叫び。
 信玄の声が聞こえたのであろう。幸村は、嬉しそうにニコリと微笑むと、よろよろと硝子の向こうにいる信玄の元に歩み寄る。
「幸村は…大丈夫にござります、お館様…。一日も早く、幸村はお館様の元へ、お戻りし…ま……」
 気丈な幸村の振るまいを見て、信玄は胸にぐっと詰まるものを思い出した。
 先だって亡くなった湖衣姫もそうだった。
 こうして離ればなれとなり、硝子の向こうで薬漬けの毎日を送っていた。気丈に振る舞う湖衣姫であったが、辛い治療の甲斐もなく、二度と信玄の手にその温もりが戻ることはなかった。
 そして、幸村もまた、硝子の向こうへと隔離されていく。薬に漬けられ、動くことも辛いであろう。
 それなのに……
 幸村もまた、信玄に寄り添いたいのだ。信玄の温もりに包まれたいのだ。
 だから、無理をしてでも信玄の傍に行きたかった。
 自由の利かない身体に鞭打ち、気力だけで信玄の見える硝子の傍に寄る。
「お…館、様……」
 震える手が伸びる。
「幸村……」
 硝子越しに突き出された幸村の唇に、信玄もまた唇を重ねる。
 硝子越しの口付け。
 言葉には交わさぬ、帰還の約束。
 安堵の微笑みを浮かべ、幸村は倒れた。
 硝子越しにいる信玄には、手を差し伸べることも出来ない。
「戻ってこい…。必ずワシの所へ戻ってこい」
 薬液の中にその身を浮かべ身体を委ねる幸村の姿を、信玄は見つめていた。
 いつまでも。いつまでも……


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12645660069.jpg
↑左の尾びれしか写っていない真っ赤な琉金が、『お館様』
 右の丹頂が、『幸村』


まだ一緒の水槽にいた頃の写真です。


早く良くなってくれ~~~~!!!! 幸村~~~~><;;;;




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