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■【戦国BASARA】 真田幸村の受難 第二話 【蒼紅】

◆不定期更新になりそうなやな予感。


◆てなわけで、長らくお待たせを致しました。
第二話開始にございます。


◆正直、真田幸村よりも伊達政宗の方が受難な気もするが、まあいいや←


◆そして、ここで拍手コメへのレスをするという。
悪党もほどほどに←

以下、レス部分反転推奨。

※ふjこさん
たいへん長らくお待たせ致しました。
拙者にも、蒼紅の決闘はどーしてもラブシーンに見えてしかたありません。というか、そーゆー見方はもはや、腐共通認識なのでしょうか。
濡れ場は当面無いと思いますが、濡れ場書きたさに慌てて話を端折るのは自重する方向で行きたいと思います。
危うい幸村とそんな幸村に駆られる政宗の関係がどう崩れるのか、お楽しみに(*´∀`*)


※せうるさん
おたんじょうびおめでとうございます!!←だから遅すぎるんだってばww
幸村…本当に何があったのでしょうね。
多くを語られるのは、まだまだかかりそうですが、どうぞよろしくお付き合いください。












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--------------------------------


 ──堕ちて…ゆく

 上も下もわからない。ただ、風だけが感じられる。
 幸村は、ぼんやりとそんなことを考えていた。
 ふと、右手首の強い痺れに気付く。
 見れば、必死の形相の政宗が、幸村の手首を掴み身体を引き寄せようとしている。
 先程まで、命のやり取りをしていたはずなのに、自らの危険を顧みることなく、ただただひたすら幸村を助けようと、自らもまた幸村と共に崖下へと躍り出た政宗の心境がわからない。
「真田ァァァァァッッッ!!!!」
 政宗の叫び声。

 ──ああ…

 悲痛とも言える政宗の叫び声が、渇き切った幸村の心に染み入るように伝う。
 涙が出そうになる。
 政宗が幸村を抱きかかえると同時に、ゴッと鈍い音が幸村の耳に入った。同時に幸村を抱きかかえる政宗の力が弱くなる。
 反射的に顔を上げる幸村の目に飛び込んだのは、飛び出た岩肌と気を失っている政宗の顔。瞬時に幸村は、政宗が頭を打って気を失ったことを理解した。それでも、幸村を助けようとしたときに握った手は、強く強く握りしめられ、決して離そうとしない。
 見れば、岩だらけの崖下まで幾ばくもない。

 ──俺だけならともかく……っっ!!

「政宗殿ォォォォッッ!!!!」
 今度は幸村が気絶した政宗の頭を庇うように胸の中へと抱き留め、身体を丸める。
 既に着地点の形状を確認する余裕など、幸村にはなかった。
 ただ、政宗を守りたいと思う一心。
 幸村は後頭部と背中に強い衝撃を覚え、意識を失う。
 最後に見たのは、同じく気を失った政宗の横顔であった……

 ◇◇◇◇◇

 西の空に陽が陰る頃、ようやく政宗は目を覚ました。
 最初、状況が飲み込めなかった政宗であったが、落下の途中で打ち付けた側頭部の痛みで逆に意識がはっきりとしてきた。
 この痛みを覚えた時、陰る意識の中で幸村が政宗を庇いだてた覚えがある。だから、政宗が今こうして無事でいるということは、幸村のお陰といって過言ではない。
 だが、その当の幸村は……?
 政宗は頭が痛むのも忘れ急いで身体を起こすが、激しい頭痛が頭を襲う。頭を左右に振り痛みを追い払うように頭を振ると、政宗はすぐに周囲を見回した。
 その幸村は、すぐ側に仰向けに倒れていた。
 政宗は安堵の溜息を吐き、眠るように横たわる幸村に手を伸ばす。
「真田…オメェも大丈夫なのか?」
 返事はない。
 幸村は相変わらず目を閉じている。
 まるで、眠っているように。
 眠るように……
「真田……?」
 返事はない。
「おい……」
 根拠のない憔悴感が政宗の胸に去来する。
 不安が政宗を動かす。
「真田…、おい、真田ッッ!!??」
 身体を揺すり、頬を何度も叩くが、幸村は返事もしない。
 幸村の身体を起こそうと後頭部に手を回し、その感触に政宗は目を大きく見開く。
 鼻を突くような匂い。ぬるっとした感触。
 再び幸村の身体をそっと横にさせると、政宗は手に付いたそれを見た。
 ねっとりとした赤黒いそれは、今までにイヤと言うほど見てきた。
 
 血。
 
 幸村は動かない。
「…おい、真田…。真田幸村…?」
 返事はない。
 再び幸村の身体を揺する。
「真田…、おい! 真田!! しっかりしろ、真田ァ!!」
 呼べど叫べど返事はない。
 辛うじて息はしているようではあるが、その呼吸も弱く、未だ意識を取り戻す様子もない。
 政宗は懐から手拭いを取り出し、幸村の後頭部に充て、止血を試みる。
 せめて少しでも意識を取り戻して欲しい。
 どうしてそう思ったのかはわからない。
 だた、生きていて欲しい。
 憔悴と困惑でどうにかなりそうだった。
 それでも、手が、身体が、幸村の命を助けるべく、機械的に動く。
 水を汲み、火を起こし、傷口を清め、もう一本の手拭いで止血する。身体を冷やさぬよう、自分の陣羽織を掛ける。
 相変わらず、幸村はまったく反応しない。
「決着も付かないまま、死ぬんじゃねェ!! 真田幸村ァァァァッッッ!!!!」
 宵闇の迫る渓谷に、政宗の叫びがこだまする。



「政宗様、政宗様ァァァッッ!!!!」
 崖下に落ちた政宗を捜すべく小十郎達は渓谷に降り馬を走らせるが、周囲はすでに暗くなりつつある。
 これ以上の探索は、二重遭難を起こしかねない。
 そのとき。
「片倉様ァ!! あちらに火の手が…!!」
「!!」
 小十郎が兵士が指し示した方向に振り返ると、確かにそこには点のような焚火が見えた。
 政宗達かどうかはわからない。
 だが、そこには確実に人がいるはずである。
「行くぞ、オメェ等!!」
「へいッ!!」
 小十郎の号令の元、兵士達が急ぎ足で焚火の元へと向かう。
 そこには確かに、政宗と幸村がいた。
 だが、安心するのがまだ早いかのような不安感が、その場には漂っており、誰もが政宗の無事を喜ぶ言葉を出せずにいた。


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【続く】



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