■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■【戦国BASARA】 真田幸村の受難 第一話 【蒼紅】

◆はい。おまたせです。
蒼紅でGO! のお時間がやってまいりました。←


◆思えば、主従に並んでスタンダードとも言える蒼紅は初めてk…
いや。そーでもなかったか。(小説置き場の方)
まあ、あっちは最後までヤッている描写はないからな←問題点はそこじゃねェだろ!


◆今回もオリジナル設定てんこ盛りなので、
「そーゆーものだ」
と生暖かい目で見て頂けると、拙者が嬉しいです。






そういえば、昨年暮れからランキング全然チェックしていないという←
ランキングはずそうかな…
 ↓
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ にほんブログ村 その他日記ブログ 腐女子日記へ  blogram投票ボタン
















--------------------------------


 奥州筆頭・伊達政宗と甲斐の虎若子・真田幸村が、こうして刃を交えるのは、これで幾度目となろう。
 佳き好敵手として互いを認め合いつつ、どちらも決して負けたくはないという、意地と魂のぶつかり合い。
 決着はつかないままの勝負ではあるが、槍と刀とを合わせる心地よさは好きだった。
 だが──

 ──違う!!

 この度の真田幸村との勝負に、伊達政宗は端から違和感を覚えていた。
 幸村の槍の動き。打ち据える力。すべてに於いて今までにない力強さと雑さを感じる。
 何よりも、その紅き双眸。
 怒りに燃え滾り、いつも以上に鬼気迫る迫力ではあったが、純粋ではない。まるで何かに駆り立てられているように……

 ──こいつ…

 次々と繰り出される幸村の二槍による攻撃を捌くが、如何せん早すぎて、政宗が攻撃に転じる隙がない。
 止めどなく繰り出される槍に、さすがの独眼竜もじりじりと押され気味となる。
「うぉぉぉおおぉおぉぉあああぁぁっっ!!!!」
 腹の底まで響く、幸村の雄叫び。
 だが、その虎若子の咆哮は、いつものように政宗の心に響かない。
 紅く燃える瞳には、独眼竜の姿はないのだ。

 ──間違いねェ!! この野郎、俺を見てねェッ!!

 政宗には見えていた。
 いつも刃を合わせている時には、必ずその瞳に自分の姿が映っていることを。
 だが、此度の戦いでは、それが見えない。
 純粋に燃え上がり、光り輝く眩しい炎ではない。濁りを燃やし尽くそうとしつつも、浄化し切れぬ燻りと憔悴。
「Shit it!!」
 強いのに。
 政宗を押していくほど強いのに、魂の滾りが感じられない。
 燃え上がらせてくれないどころか、奥底の不安は政宗にまで飛び火してしまったようでもある。
 若い虎が吼える。
 悲しき咆哮を。
「真田幸村ァァァァァッッッ!!!!」
 憤りをぶつけるかのような、独眼竜の咆哮。
 一瞬ひるんだ隙を逃さず、今度は竜の爪が幸村に襲いかかる。
 若い虎は気付いた。
 今、自分が誰を相手にしているのかということに。
 我を失ってはいけない相手だった。
 だから、その事に気付き、竜の爪を何とか受け流しても、足元の悪さに気付かず後ずさる。
「!!!!」
 突然幸村の体勢が崩れた事に気付いたのは、政宗の方だった。
 対峙している崖の上は茂みも多く、しかも長く続いていた雨のせいで足場は最悪である。そこを運悪く幸村は踏み外してしまい、体勢が崩れたのに気付かぬまま、崖下へと身体が吸い込まれていく。
「あ……」
 そのことに気付いた時には、幸村の周囲の景色が、すべて止まったようにゆっくりとなっていく。
 幸村の身体が中空に浮く。
「真田ァァァァァッッッ!!!!!!」
 政宗は形振り構わず持っていた六爪を投げ捨て、宙に漂う幸村に飛びつき、辛うじて届いたその手を掴んだ。
 幸村の身体が崖下に呑まれるように落ちたが、政宗は地べたに這いつくばり歯を食いしばってズシンと来る重みに耐えた。
「ぐっ…!! う…」
 自分より若干小さいはずの幸村が、片手だけで支えるとなると、これほどまでに辛いとは思わなかった。
 だがそれでも、政宗は幸村の手を離そうとしなかった。
 力強く自分の手を握りしめる、政宗の手。
 その時になって、ようやく幸村は状況に気付いた。
「政宗どのっっ?」
「何を…呆け…て…やがンだ…。早く…上って…きやが…」
 一瞬、滲み出た汗のせいで捕まえていた幸村の手が滑る。
 政宗は、慌てて幸村の手を強く握り直すが、体勢も苦しくこれ以上引っ張り上げるのは無理だった。
「政宗殿ッッ!! お手を離されよっ!! このままでは、政宗殿も落ちますれば…」
「うるせえッ!! グダグダ言っている暇があるなら、さっさと上って来やがれッ!!」
 握りしめる手は、さらに強く幸村を掴む。
 手の痛みが、暖かさが、幸村を求めている。
「政宗殿……」
 命のやり取りをしている者同士なのに、政宗はどうして自分を助けようとしているのだろう。

 ──俺にはそのような価値は…ないのに……

 涙腺と同時に、幸村の握力が弱くなる。
「真田ァァッ!!!!」
 政宗は更に身を乗り出して、幸村の手を強く握りしめる。

 ──どうして…
 ──どうして必死なんだ、政宗殿は…

「政宗様!!」
 離れた場所で戦闘をしていた政宗の腹心・片倉小十郎が、状況を察知し戦闘を中止して政宗の元へ駆けつける。
 それに気付いた政宗が身体を上げ、後ろを振り返った。
「いいところに来た!! 手ェ貸せ、小十郎!!」
 叫ぶと同時に、身体を支えていた政宗の腕が滑る。
「お?」

 政宗の身体もまた、幸村に引っ張られるように崖下へと滑り落ちていった。
「政宗様ァァァッッ!!!!」
 小十郎が崖下の政宗に向かって手を伸ばす。政宗のまた、小十郎の手を掴もうと腕をのばす。
 だが、中指同士がかすかに触れただけで、政宗と幸村は吸い込まれるように崖下へと落ちていった。
「政宗様、政宗様ぁぁぁぁっっっ!!!!」
 必死で崖下に向かって叫ぶ小十郎であったが、何かにぶつかる音が何度か聞こえただけで、政宗の声も幸村の声も聞こえなかった。
 それでも、小十郎は崖下の政宗に向かって、必死で呼びかける。



 崖下に消えた幸村、そして政宗。主の安否を心配し叫ぶ小十郎。
 その様子を、真田忍隊忍頭・猿飛佐助は、どこか冷めた表情で淡々と見つめていた。




--------------------------------






【続く】


しばらくは、えちぃシーンはないので、まずはあやまる。ごめんなさい。

スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

来訪者

設置:2009.06.21

投げ文

☆メールはお気軽に☆

名前:
メール:
件名:
本文:

いんふぉめいしょん

拍手コメ等のお返事など

リンク

※当ブログのリンクはフリーですが、内容が内容なので、自己責任でお願いします。
このブログをリンクに追加する

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

香彩茶房 別館こ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。