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■【戦国BASARA】 シンデレラ その2 【クリスマス企画】

まずは前回の拍手コメへのレスを、拙者に代わって片倉さんがしてくださるとか何とかで…

かたくらママ
《注意》言ってません。

……似合うと思うけd(極殺)



【さて、シンデレラのつづきだよ~】




 そんなある日のこと、お城で武道会(誤字ではありません)が開かれることになり、政宗と小十郎は揃って出かけることとなりました。

「さあ、小十郎。楽しいパーリィの始まりだぜぇ」
「今参ります、政宗様。…真田、いや、シンデレラ。ちょっと来い」
「なんでございましょう、片倉殿…ではなかった、継母上」
「おめぇだけ留守番で悪ィからな。食事の支度はしてあるから、時間になったらコイツを食ってな。それと、おやつも棚の中に閉まってある。くれぐれも食べ過ぎには気を付けるんだぜ」
「お心遣い、感謝致す。継母上」
「最近はいろいろと物騒だからな。くれぐれも留守番を頼むぜ?」
「承知」

 留守番を仰せつかったシンデレラは、

「御武運を!」

 と言って二人を送り出しましたが、内心は武道会に行きたくて仕方がありません。
 シンデレラのために小十郎母さんが用意してくれた団子を棚から出すと、大きな溜息を吐きながらもぐもぐもぐもぐと一心不乱に食します。

「某も、武道会に行きとうござったなぁ…」

 食べ終わった後の団子の串で五重塔を作りながら、シンデレラはそう呟きました。
 空を見れば、それはそれは団子のような丸い月が、煌々とシンデレラの顔を照らします。
 棚の中の団子はなくなり、手持ち無沙汰になったシンデレラは、深い溜息を吐くと小十郎が作り置きしてくれた夕食を取りに台所へ行こうと立ち上がりました。
 その時、団子のように丸い月から一点の影が現れ、影はどんどん大きくなり、やがてシンデレラの方へと近付いてきました。

「こんばんわ、旦那♪」

 迷彩服を着た影は、捕まっていた大きな鳥から手を離すと、颯爽とシンデレラの前に飛び降りて、恭しく傅きます。

「さっ…、佐助ェェェッッ!!」

 影の顔を見るや否や、シンデレラは佐助に向かって飛びつき、抱きつきました。

「ちょっ…! 旦那、まだ劇の途中! それに俺様、今回は魔法使いなのっっ!!」

 子安ヴォイスは慌てふためいてそう窘めると、シンデレラは胸元から顔を上げふくれっ面で佐助…もとい、魔法使いに不満を申し立てました。

「ならば某は、『旦那』ではなく『シンデレラ』でござる」
「はいはい。申し訳ございませんでした、シンデレラ」

 懐かしい姿にじゃれつくシンデレラに、魔法使いは困ったような嬉しいような顔をして、シンデレラのぽわぽわした頭を撫で回しました。
 そして、ふとテーブルの上に目をやると、団子の串で作られた、それは見事な五重塔に目を奪われます。

「それよりシンデレラ…。よく食ったね…」

 これだけの大作を作るとなると、どれだけの団子が、シンデレラの腹の中に消化されたのか…
 魔法使いは空恐ろしくなり、宇宙に放り出された究極生物の如く、考えるのを止めました。

「これから片倉殿が作ってくだすった夕食を食そうと思っておったのだが、佐助…いや、魔法使い殿も一緒にどうでござるか?」
「まだ食う気なのッッ!?」

 底知れぬシンデレラの食欲に、さすがの魔法使いも素っ頓狂な悲鳴をあげてしまいます。
 ですが、シンデレラの瞳は真剣そのもの。まやかしや冗談ではないようです。

「腹が減っては戦はできぬと申すしな。不測の事態に備えてこその留守役!」
「食い過ぎて動けないほうが、よっぽど困ると思うけど…まあ、いいや。それはそうと、旦那…つーか、シンデレラはお城の武道会には行きたくないの?」
「うむ…。正直申せば行きたいのだが、某は継母であらせられる片倉殿より留守を預かる身。約束を違える訳には…」
「あれ? もしかして旦那、王子役が誰か聞いてない?」
「王子役は政宗殿と聞いておったが、その政宗殿が義理の姉役だったので、面食らっておる。佐助…いや、魔法使い殿は誰が王子役なのかご存じか?」
「はぁぁあ~…」

 魔法使いはシンデレラの話から、すべてを納得したようです。
 シンデレラが留守を甘んじている理由と、シンデレラに留守を任せてお城に行った継母とその娘の魂胆を…

「旦那! アンタは急いでお城に行った方がいい! 王子役は…」

 魔法使いがシンデレラの耳元で何やら囁くと、シンデレラの顔色がさっと青く変わります。

「それはまことかっ?!」
「ああ。だから急いだ方がいい…って、ちょっ、だ、旦那ッッ?」

 魔法使いが言うより先に、シンデレラが動きました。
 壁に掛けてあった二本の槍を手に取り、出窓を開けて飛び出そうとしておりました。

「旦那──ッ!! 待った、待ったァァァ!!」
「この一大事に待てと申すか、佐助!」
「いや。急ぎはするけど…。せめて、スカートは脱いでいって…」

 魔法使いに言われるまですっっっっっっかり失念していましたが、今はシンデレラの劇をしている最中。シンデレラ役の幸村は、当然スカートです。
 そのことをやっとのことで思い出し、シンデレラは赤面しながらも困ったように魔法使いに語りかけます。

「確かに斯様な格好では武道会には出られぬ…。とはいえ、事態は一刻を争う。何とかならぬか、佐助」
「だから俺様は魔法使いだってぇの。まあ、衣装の早替えくらい、俺様にとっちゃ…」

 そう言うと、魔法使いは紅いマントをシンデレラに被せ、呪文を唱えます。

「呪文なんていらないよ。俺様は忍だからね」

 そうですか。

「ほい、旦那。戦装束に着替え終わったよ」
「かたじけない、佐助」
「魔法使いだって」
「そうなのか? 魔法使いというのは(ピーッ! ガガガガガッ! ピピーッ!) だと政宗殿に聞いたが、佐助もそうなのか?」

 純な顔をしてのシンデレラのとんでもない発言に、魔法使いが盛大に噴いてしまったのも無理はありません。

「ンなわけないっしょッッ!! いいからさっさとお城に行った、行った!!」

 慌てふためいているのは、シンデレラがとんでもないことを知っていたからで、決して佐助が「そういう意味での魔法使い」ではありません。(これでいいですかー? 佐助さーん)

 かくして、魔法使いの親切で送り出されたシンデレラは、一路武道会会場へと急ぎます。



【つづく】



ここで問題です。

・王子役は誰でしょう。(ヒント:ダブルキャストではありません)

答えはわかったかな?^^(バレバレだという意見も)





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■コメント

■ [せうる]

おやがだざぶぁぁぁ!!←

ピーガガガ、ピー、に何が書かれてたんだぁぁ!
ものっそ気になります(*´д`*)
幸村姫、可愛いです~ww
佐助を見つけたときの喜びようがいっちゃんヤバかったですよ(〃▽〃)
佐助と変わりたかった…(`・ω・´)

■>せうるさん [桂花]

beep音の中身は、本物の魔法使いの殿方の為に、敢えてここでは申せませんが、まあ…その…なんだ…(ゴニョゴニョ)

魔法使いを佐助にしたら、何だか極々自然に紅わんこが尻尾振り出したので、書いている拙者もビックリ。
そこまで佐助が好きか、お前…
でも、本人には自覚ないから、天然系核爆弾。
いつ(周囲が)暴発するか、わかりゃしないという。
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