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■【戦国BASARA】 最も危険な遊戯 第二十八話 【小×政】

◆物語導入前に、拍手コメへの返答をば。


遼カナタ様 (反転推奨)
コメントありがとうございます。
いろいろと残念なことが多すぎて、気分的にかなりダメージを受けていますが(現在進行形)、まあ何とかやっていきます。
漫画の件は、拙者も正直ビックリしました。
挿絵描いてもらうだけでも有り難いと思っていたのに、漫画化ですか…!
こんな駄文小説で大丈夫かな…と、正直びくびくですが、うれしくもあり…
今からすごく楽しみです^^




生きる糧を見つけたので、まあ何とか生きてみようと思います。
旅に出たい…

そんな気分のなかでも、頑張って書きました。
筆頭と小十郎、生き生きしています。
ふjこさん、筆頭の●●心配していただいてありがとうございます!(…いいんだよね)
さらにだめ押し食らっているので、馬には乗れない可哀想な筆頭(笑)
きっと、はんべ姫は櫻井姐さんの言うとおり、四次元ポケットなんだよ!
でないと、秀吉なんて相手にできるわけがないって!
















あんな仮面の猫型ロボットがいるのなら、俺今から22世紀に行ってくるよノシ
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 政宗の家臣達は、単身乗り込んだ政宗と囚われている小十郎の安否を心配しつつ、小田原宿の外れでその帰りを待ち侘びていた。
「筆頭は三日経ったら、大急ぎで米沢へ戻れって言っていたけど…」
「馬鹿野郎! まだ三日目の…夜だ! 明日明け方までは、絶対に待つからな!」
「でも、もし、明け方までに戻らなかったら…」
「豊臣の家臣達には、あれだけの金をばらまいたんだ。少なくとも、筆頭や片倉様が殺されるようなことはない。なら、筆頭は片倉様をお連れして、必ず戻る」
 農民や町人のなりをした伊達家家臣団が、額を寄せ合い小声で怒鳴り合う。
 戻らぬ主の安否を気遣い、それでも命令に忠実に働かねばならないことは、時に彼等をやきもきとさせる。
 豊臣の元に乗り込む前、あらかじめ政宗は家臣達に命じて、竹中半兵衛と石田三成等忠臣と呼ばれる家臣以外の豊臣家家臣に金をバラ撒き、政宗と小十郎を助けるよう懇願していたのだ。
 奥州の質の良い砂金を大量に手にした豊臣家臣の大半は、思惑通り伊達主従の助命を乞うた。
 ただ助命を乞うただけでは、秀吉や半兵衛は首を縦に振らなかっただろうが、そこで政宗の死装束と磔台の派手な演出がモノを言う。
 あれだけの覚悟のある武将を斬って捨てるのは、世間的にも不満を募らせるだろうし、他国武将にも不信感を与える。上手く手懐け、飼い殺すが吉だ、と。
 確かに、豊臣秀吉にとっては、竹中半兵衛の言葉は重要であるが、数多の家臣達の言葉を無視するわけにもいかなかった。
 命さえ無事ならば、あとは貸しを作ってある猿飛佐助の力を借りて、小十郎と共に脱出する機会を待つ。
 だが、それでも半兵衛が政宗の首級を取るつもりなら、早くに殺すはずだ。
 だから、政宗は三日の猶予だけで、家臣達に急ぎ戻るよう伝えた。
 もしも政宗が死んだら、正室・愛姫の子である虎菊丸を国主として立て、成実を補佐として付けるよう話はついていた。
 誰もが、幼君を立てる事態にならないことを祈り、自らに科せられた役目を全うする。
 佐助のことは伏せつつも、政宗はその旨を家臣達に言い含めてあったので、待っている彼等はその言葉を信用し、言われた通りに政宗達が戻るのを待つだけである。
 そして、三日目の夜となったが、政宗達が戻る気配すらない。
 小田原まで付いてきた家臣達の間にも、憔悴した空気が流れる。
 時々城下まで行って、噂の収集を行うが、政宗が討たれたという話はない。
 ただ、今日未明に小田原城から謎の爆発音と狼煙が上がったのを、斥候に来ていた者が確認していたが、それと政宗とが繋がる情報は何もなかった。
「…筆頭の命令だから、筆頭が戻らなくても明日にはここを発つ。念のため、三人だけ残って様子を見ることにしよう」
「応…」
 力無く返事をすると、火の番を除いて、皆が寝付いた。
 明日の旅立ちに備えて…



 まだ空が色をなさぬ時間に、皆浮かない顔をして起きて支度を整える。
 四日目の朝になろうと言うのに、結局政宗は戻らなかった。
 考えたくもない最悪の事態が、皆の脳裏を過ぎるが、誰一人としてその事を口にする者はいない。
 まだ仄暗い西の街道沿いから、馬の足音が聞こえると、彼等は全員音の方へと首を向けた。
 見るとそこには、一頭の馬。二人の人影。
 前方で抱えられるように座っているのは、誰あろう伊達政宗。彼を抱え手綱を取るのは、片倉小十郎。
 死装束で赴いたままの格好の政宗の肩には、小十郎の着ていた羽織が掛けられていた。
 待ち侘びていた家臣達の胸を、熱い物がこみ上げる。
「ギリギリだったな。待たせて悪かった」
 声は確かに、彼等の主のものである。
 間違えようなど無い。
「筆頭ォ…」
「片倉様…」
 詰まる声と涙で潤んだ視線を一身に浴び、小十郎の胸も自然と熱くなる。
「…すまなかったな、オメェ等。政宗様も…。俺なんかのために…」
「何言ってンスか、片倉様ァ」
「そうッス! 片倉様のいない筆頭を見るのが、俺たち堪らなく辛くて…」
「何より、片倉様がいないことが、辛くて寂しくて…」
 涙を浮かべ、小十郎の無事な帰還を喜び歓迎してくれていることに、小十郎は改めて感激を覚えると同時に、己の存在の重さを知った。
 ふと目線を下ろせば、政宗がしたり顔のクセ大きく見開いた左目を潤ませる政宗の表情に、ぎゅっと胸が締め付けられる。
「本当に…すまなかった…」
「いいんですよォ…、片倉様が無事なら、それだけで…」
 東の空に朱の線が入り出したのを見た政宗の表情が、ぐっと締まる。
「小十郎の帰還祝いは、米沢に戻ってからだ。豊臣の追手が来ないとも限らないからな」
「よし。テメェ等、急いで奥州に戻るぞ! 豊臣の手が回らないうちに、急ぎ帰るんだッ!」
「おうっ!」
 勇ましい応の響きが、朝焼けの始まりそうな空に染み入る。
 政宗も小十郎も馬を降り、急いで着替えて旅支度を調えた。
 そこへ、左馬之介が二頭の馬を引き連れ、二人の前に現れた。
「筆頭。馬の支度もできました。急いでお乗り下さい」
「あ。Ah…、馬…ね…」
 どことなく歯切れの悪い政宗の返事に、左馬之介が訝しげに思って政宗の後ろに立っている小十郎に目を配ると、その小十郎も政宗と同じように目を泳がせていた。
 困ったような責めるような視線で、政宗が小十郎を睨むのを見て、左馬之介は何となく政宗が馬に乗りたがらない理由と、政宗達の到着が遅れた理由を推測した。
 だが、そのことを彼の口から指摘することは、決して許されないことである。
 そんな左馬之介に助け船を出したのは、他ならぬ小十郎であった。
「政宗様は、豊臣の奴に襲われ怪我を負われている。単騎で馬に乗ることはできないから、俺が乗せていく」
「そ、そうでしたか…」
 どことなく安堵の表情を浮かべた左馬之介は、小十郎の言い分を理由として納得すると、二人には一番丈夫な馬を一頭引き渡した。
 小十郎はまず自分が馬に乗ると、政宗の手を取り引き上げると、自分の腕の中へと横抱きにするように座らせる。
 目と目が合うと、一緒にふっと笑みを浮かべた。
 愛しい人が傍にいる。
 今まで無くしていた当たり前の日常が、再び始まる。
「オーケィ、野郎共! 一気に奥州へと逃げ帰るぜ!」
「おおッ!!」
 言葉からは弱音とも取れる撤退の意も、皆の心には誇らしげに響く。 
 紫に煙ったが朱を帯びてくるなか、馬蹄の音がこだまする。
 


 決死の覚悟で、小十郎を豊臣の制圧する小田原本陣から救出してきた伊達軍ではあったが、しかし結果は変わったわけではなかった。
 豊臣軍は相変わらずの重圧感で、小田原を拠点に東国に睨みを聞かせている。
 このまま東国への遠征を続けるとするならば、まず潰されるのは伊達政宗率いる奥州。
 小田原包囲網参戦の遅延と会津制圧は、豊臣軍に奥州攻めを起こさせる、絶好の口実であった。
 だが、結局豊臣軍は奥州だけでなく、東国制圧に乗り出すことは敵わなかった。
 最大の理由は、秀吉が鼻にも掛けていなかった民百姓達の一揆である。
 度重なる戦に疲弊した彼等は、大規模な一揆を起こし、それは豊臣軍の本拠地である摂津の国に大震撼を与えた。
 小田原でも、相変わらずゲリラ的な一揆が続けられ、平定しきれていない。
 単発的な多発一揆かと思われたが、半兵衛は裏に一本の繋がりがあるような気がしてならなかった。しかし、その証拠となるものは、何一つ見あたらない。
 ただ、一揆を扇動する影に、見目麗しい亜麻色の髪の女がいるという噂があったが、実在する証拠は一切なかった。
 最も、証拠は無くても、半兵衛にはあらかたの予想はついていた。
 関東管領である越後の上杉謙信が、豊臣軍の東征を面白いと思うはずがない。恐らくは、相模周辺で行われている一揆の影に、上杉の影があるだろう。
 だが、上杉謙信ともあろう者が、証拠を残すような真似をするなど、到底思えなかった。
 そこへ、本国摂津の一揆の他に、四国の長曾我部による淡路攻略、中国の毛利の東征と、次々と起こる足元の火種。
 半兵衛は、その裏に竜の息吹が潜んでいる気がして苦々しく思っていたが、今はこれ以上の東征はできぬと判断し、小田原城に一軍を残して西国に戻ることにした。



 豊臣軍の帰国の報が流れると、毛利、長曾我部ら西国の将は、潮が引くように素早く自国に戻り、防衛を固めた。
 しかし帰国した豊臣軍を悩ませたのは、激しい民衆の抵抗だった。
 脳裏に政宗達の言葉が過ぎる。
 ──本当に強いのは、誰か……
 屈強な豊臣軍ではあるが、足軽一人一人を見て取れば、彼等とて元々は地に生き大地を耕し実りを育む百姓である。
 いくら秀吉の命令とはいえ、同士である一揆衆を力で押し切れない。
「秀吉…」
 一揆衆に苦戦する自軍を見て、半兵衛が呟く。
「これしきのことで…、我が覇業が潰えることなどない」
 心配そうな半兵衛の視線を、秀吉は斬って捨てるように言い放つ。
 安心したように、半兵衛の瞳が柔和な色になる。
「我こそが時代の父! 我が創るは国の行く末!」
「それでこそキミだよ、秀吉…」
 多少の困難などものともせず、天をも睨みつける秀吉の横顔に半兵衛は、覇業を成し得るのは秀吉だけ、と改めて感じ入っていた。




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【あと二話です。頑張ってください】


ああ。やっと終わりが見えてきました…
まだ気は抜けないけど、皆様に感謝。


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