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■【戦国BASARA】 最も危険な遊戯 第九話 【小×政】

今回の話は、今までで一番出てくるキャラクター多いので、うまくキャラの個性を把握しつつも、話の筋は こ れ 以 上 外れないよう、気を付けています。
元々、小十郎のお仕置きが終わったら、それで【終劇】だったはずなのに…
変に欲張って話を膨らませすぎた;
ない知恵振り絞ったり、孫子の本を引っ張り出したりと、日常生活に支障を来たすほど常にこの話のことばかり考えていました。

しまいには、夢の中でお館様とけんしんさまが、何事か語り合っているという事態にまで発展。




エロい筆頭の夢じゃなくて、舌打ち←
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 政宗の機転で、半兵衛により画策された離間の計は、逆に伊達軍勢の結束を強める形となり、戦の気運も自然高まっていった。
 家臣団の末端にまで、「豊臣何するものぞ」という気概に溢れ、豊臣軍との直接対決まで進言するものも一人や二人ではない。
 だが、そんなはやる家臣達の手綱を、政宗はしっかりと引いている。
「COOLに行こうぜ、オメェら。いずれぶつかる相手なら、こっちも準備万端にして、足元固めなきゃなんねェだろが」
 はやる兵士達を、時にはこうして宥めるかと思えば、戦支度の最中に皆の前に現れ鼓舞したり。
 そんな政宗の様子に、血の気の多い伊達軍勢は日に日に血気を高めていった。

 三方原での豊臣軍と徳川軍の戦いは、徳川から和睦を申し込むという形で終わり、三河を足掛かりにした東征が本格化してきた。
 いよいよ血気盛んな奥州の軍勢を南下させる時期に来た。
 勢いをつけた奥州軍に会津を通過させ、一気に小田原に攻め入る作戦も、そろそろ始動させようとしていた日のこと、米沢城に豊臣軍からの使者という男が現れた。
「使者だァ?」
 戦の準備に慌ただしく走る政宗は、豊臣からの使者と聞いて、イヤそうに顔をしかめた。
「追い返せ。話は戦場で聞くってな」
「いえ。それが使者として現れた男、まだ若いのですが風貌卑しからぬ男で、今後の国の行方について政宗様の話を伺いたいと…」
「Ah-ha?」
 露骨にイヤそうな顔を浮かべ、使者を取り次いだ小十郎へと振り返る。
「使者の口上として、『決戦の場所は、小田原ではない』と…」
「何だと?」
 『小田原』という言葉に、それまで気乗りのしていなかった政宗の顔色が、さっと変わった。
 小十郎も同じしかめっ面をしているところを見ると、この主従が懸念している事は一緒のようである。
「ともかく、一度お会いくだされ。使者の男、石田三成なる若輩の者ですが、小十郎の目にもただ者には見えません」
「小十郎がそこまで言うのなら…。OK、連れてこい。会ってやる」
「はっ。ありがとうございます」
 小十郎は政宗に礼を述べると、早足で廊下を歩き、使者の元へと駆けていった。
 小十郎が廊下を曲がり、その姿が見えなくなった所で、政宗は苦々しげな顔を浮かべ舌打ちをする。
「竹中め…」
 奥州軍の小田原攻めは、半兵衛も承知していると政宗は踏んでいた。
 徳川にはもう少し頑張って欲しかったが、この後の駿河もそう簡単には抜けないよう、細工はしてあった。
 駿河の今川義元と甲斐の武田信玄に、豊臣の害を呼びかけ、同盟して当たるよう焚きつけてあり、それぞれが承諾の手紙を寄越している。
 そうして時間稼ぎをしている間に、奥州軍を小田原へと南下させ、豊臣を恐れ浮き足立っている北条を叩く手筈だったのだが…

 政宗が使者の待つ部屋に現れると、確かに小十郎の言う通り、まだ幼さが抜けきらないまでも鋭い眼光を放つ銀髪の少年武将が、落ち着いた風に座っていた。
 政宗が到着するのを見て、三成は作法通りに深々と頭を垂れ、使者の口上を述べる。
「堅苦しい挨拶はいい。それよりも、オメェさんの頭領からの手紙をよこしな」
 対面に座り込んだ政宗が、余計な話は不要とばかりに、掌を前に出し手紙を催促した。
 三成は黙って頷くと、懐から大事に仕舞われた書簡を取り出し、丁寧な仕草で政宗の前に差し出す。
「我が殿からの手紙にございます」
「はっ。あのゴリラが字を書けるのかってんだ。おおかた、竹中のセコイ策略なんだろが」
 政宗の悪態に、若い三成の片眉がピクリとあがる。
「政宗様っ!」
 同席していた小十郎が政宗を嗜め、三成は少し落ち着いたが、当の政宗に反省の色はない。
 書簡を開封し、手紙を改めた政宗の顔色が、最初は青く、そして見る見る赤くなっていくのが、手に取るようにわかった。
「政宗様…?」
 今にも爆発しそうな政宗の気配に、小十郎は心配して声をかける。
 その様子を、切れ長の目を一層細め淡々とした顔つきで、三成が見つめていた。
 政宗は天井を仰ぎ、しばらく物思いに耽った後、絞り出すように返答をした。
「委細承知した…と、アンタの主人に伝えるがいい」
「…ありがとうございます」
 激昂した政宗に斬られる覚悟はできていたのだろうが、了承を得られた事に三成は深い溜息をついて深々と頭を下げる。
「今、返書をしたためる。別室でお待ち頂こう。小十郎、この使者のもてなしを」
「はっ。…おい、御使者の方をご案内しろ」
 小十郎は傍らにいた小姓に三成の接待を命じ、退室させた。
 部屋の襖を閉め、足音が聞こえなくなると同時に、政宗の眉がつり上がり、歯をむき出しにして憤怒の形相を浮かべる。
「ふっ…」
 腹から絞り出すような政宗の声が聞こえると、小十郎は黙って入り口に座り込む。
「ふっざけんなぁぁぁ!! 何が…、何が同盟だっ! 何が『同盟して北条を討つ』だっ! ふざけたこと抜かしてんじゃねェッッ!!」
 部屋にある調度品の数々を、叩き落としたり蹴り壊したりしながら、政宗は暴れ回った。
 使者の少年相手に暴れる様を見せるワケにはいかないと必死で堪えていた分、反動は更に大きくなっていた。しばらくはこの客間は使い物にならないだろう。
 暴れる政宗の姿を黙って見つめながら、小十郎はあの使者に立った少年の冷たく燃える瞳を思い出した。
「石田…三成…、か」
 皿は全て壊され、掛け軸は粉々に破かれ、棚も破壊される音が響く中、小十郎はあの使者の少年のただならぬ雰囲気に、一抹の不安を感じていた。






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【続く】


三成 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
話はどこへと続くのでしょう…。


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