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■【戦国BASARA】 最も危険な遊戯 第三話 【小×政】

第三話を書いている時の、脳内会話より抜粋。

腐れ忍者 「天下を驀進中の豊臣のみなすゎん。三方原攻めの後は、駿河ですよ♪」
はんべ姫 「だめだよ。そんな順番コな進軍は時間がかかる。秀吉のためにならないことは、ボクはしないよ。今川なんて、西へ進軍中の兵を反転させたと言ってちょっと脅かして、上洛をほのめかすだけで、簡単に籠絡できるよ」
腐れ忍者 「…そうなんスか」
はんべ姫 「徳川に足止め食らっているのは痛いけど、こっちだって伊達くんの考えはお見通しなんだ。そう簡単には小田原へ行かせないよ」
腐れ忍者 「具体的には?」
はんべ姫 「君みたいな腐れ忍者に、秀吉にもまだ進言していない機密事項なんて、言えると思ってるのかい?」
腐れ忍者 「…いぐざくとりぃ (その通りでございます)」
はんべ姫 「ヒントをあげるなら、小田原城は難攻不落だということだね。僕たちだけでも陥せるかどうか」
腐れ忍者 「それのどこがヒントなんスか?」
はんべ姫 「このヒントでわからないようじゃ、ダメだね。さ、続きを書きなよ。君の稚拙な駄文でも、楽しみにしている人たちがいるんだろう?」
腐れ忍者 「いえっさー!」
いえっさくん←いえっささん(仮名)と同居人の方









今回はんべ姫出てこなくても、怒らないでポチっとしてくれると、"草"でなく"腐(くさ)"として至福の限りでございます。
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 他の家臣達が集まるまでに、政宗は簡単に今後の対策を小十郎に話す。
 相模を狙う事に関し、もっともだと思う反面、今までにも何度も落とし損ねている難攻不落の小田原城を、どう陥落させるかに焦点が絞り込まれた。
 事の重大さは、小十郎にもわかっているつもりだった。
 しかし、話をしている最中も小十郎の視線は、どうしても見え隠れする政宗の首筋にある赤い印にいってしまう。
 自分でなければ、一体誰がつけたのだろう。
 己の身体で実が得られるのであれば、簡単に身体を開く。
 しかも、そのことに対し、あまりに執着がなさすぎる。
 この主の困った性癖は、小十郎しか知らないが故に、小十郎の悩みの種でもあった。
「……だが、…おい、小十郎?」
 名前を呼ばれはっと我に返った小十郎は、慌てて政宗の目に視線を合わせた。
 一度気になり出すと、どうにも目が離せない誰かに付けられた所有印。
 付けられた本人はまったく気付いていないようで、ぼんやりしている小十郎を訝しげに見つめていた
る。
「どうしたんだ、小十郎。ぼんやりと上の空で、オメェらしくもねェ」
「…はっ。申し訳ござりませぬ…」
 一体、どれだけ大事な話を聞いていなかったのだろう。
 腹心としてだけでなく、家臣団の一人として、あってはならないことをしてしまい、小十郎は申し訳なさそうに深々と頭を下げる。
「具合でも悪いのか? 熱とかは…?」
 そう言って政宗は自分の額に掛かる前髪を掻き上げると、自分の額と小十郎の額をくっつけた。
 時々、わざとなのか天然なのかわからない、このようなちょっとした仕草に、小十郎は年甲斐もなく胸を高鳴らせた。
 政宗が額から己の額を離すが、それでも心配なのだろう、小十郎の額に手を充てて顔を覗き込む。
「熱はなさそうだな。だが、大事が控えている。この軍議が終わったら、少し休め」
 誰のせいで…
 小十郎は心の中で舌打ちをしたが、ぼんやりながらも耳に入った「小田原」と「豊臣」という言葉に、ただ事では済まされない何かを感じ、首を横に振った。
「いえ、大丈夫です。それよりも…」
 小十郎に聞きたいことがあったのでは。
 という言葉の端を飲み込んだ政宗は、大きく頷いて真剣な面持ちで小十郎に詰め寄る。
「今年の作物の出来はどうだ?」
 政宗の問いかけに、小十郎ははっとすると、眉間に皺を寄せしばらく考え込んだ。
 そして、おもむろに顔を上げ、重苦しい口調で答える。
「今年の夏は涼しすぎました。幸い、旱魃や大雨などのひどい災害に見舞われてはおりませぬので、それほどの被害はありませぬが、実りは悪く、遠征ともなると兵糧配分は厳しいかと存じます」
「民が食うで精一杯ってトコか…」
「幸いに、備蓄はありますので遠征は可能ですが、小田原城を攻めるとなれば、少々厳しいものがあると思われます」
「小田原を陥すのに、どれだけかかると思う?」
 政宗の問いかけに、小十郎は「ふむ」と唸り、腕組みをして再び考え込む。
「相手の兵糧の備蓄にもよりますが、早くて三月、遅くて一年くらいかと」
「進軍の行程も考えると、一月でも遅いくらいだな…。冬が来る前に何とかしたい」
「奥州軍が総出でかかれば一月もかからず陥落できましょうが、越後、甲斐も狙っておりますし、何より豊臣の進軍の早さを考えますと、米沢に少なからずの留守は必要にござります」
「豊臣の東国遠征で、皆浮き足立っているからな。西に警戒が向いている今が、攻め頃だとは思うんだが」
「ですが、戦への準備期間があればこそ、尚更小田原城はそう簡単には陥せないのでは」
「いや。快進撃を背景に、北条勢の家臣達を籠絡し始めたらしい。降れば禄の保証はする、くらいのことは含んであるだろうな。内応しようがそうでなかろうが、これで北条の内部はかなりガタついてきているはずだ。その機会を逃すのは勿体ねェ」
 政宗の話に、小十郎は納得できるものがあった。
 三方原での戦いに思いの外手を焼いている豊臣が、ただ手をこまねいているわけはない。
 小十郎の脳裏に、線の細い、たおやかで物腰の柔らかい、それでいて食えそうもない男の不敵な笑顔が浮かんだ。
 ──あの男が、目の前の敵ばかりに固執している訳がねェ…
 あの男…竹中半兵衛の、憎らしいまでに自信に満ちあふれた顔を思い出し、小十郎は膝の上に置いてあった拳を強く握りしめた。
「北条だけじゃねぇ。上杉や武田、それにこの伊達の家臣群にも、豊臣に呼応せよという誘いの手紙が来ているらしい」
「何ですと!?」
 小十郎が膝を立てて立ち上がろうとするのを、政宗は手で制した。
「豊臣…いや、竹中なら、やりそうなことだろう。もっとも、直に何度も誘っているのに断固拒否を続けたお前のところに誘いを掛けるのは、無駄なことと悟っていたらしいな」
「竹中め…」
 豊臣の破竹の勢いは誰の目にも明らかである。
 豊臣の勧告に屈するかどうかはともかく、呼応の誘いを受けたという事実は、それだけで国を揺るがしかねないこともある。
 甲斐の武田信玄も、越後の上杉謙信も、そして、奥州の伊達政宗も、多少地盤を揺すったところでビクともしない土壌ができているので、そうそう揺るぐことはないだろう。
 しかし、斜陽にある北条家にとっては、累卵の危機となりかねない。
 事が露見した場合、相模は蜂の巣を突いたような騒ぎになるのは、火を見るより明らかだ。
 半兵衛は、頃合いを見計らって事実を露見させて、更に混乱を起こす腹積もりでいるらしい。
「ならば、こちらから先に相模に火種を付け、混乱に乗じて小田原城を陥したって、問題ないだろ」
「なるほど。それならば、意外に早く小田原を陥落できるやもしれませぬな」
 ふと外に耳をやると、この大広間に向かってどやどやと廊下を走る、複数の足音が聞き取れた。
 招集をかけた家臣団が来たのだろう。
「小十郎」
「はっ」
 政宗の手招きに、小十郎は傍に屈み、耳元を政宗の方へと近づける。
「四万の兵力で会津を陥落させる計画を、事細かに練って計画書を作らせろ。同じものを二部だ」
「わかりました」
 小十郎は片膝をつき一礼すると、何事もなかったかのように定位置に座り直した。
 同時に襖が開けられ、大広間に人垣ができる。
 身なりの整った家臣団の一番後ろに、煤けた服を着た男が一人。
 禄を受ける家臣団の中では見窄らしい外見だからこそいるとわかるが、あまりに平凡すぎて人混みの中に隠れてしまいそうな中年男性に、政宗はすっと鋭い視線を投げかけた。
 視線を受け取った男は、含みのある笑顔を浮かべ、軽く会釈をする。
 男の笑顔につられて政宗もまた、笑みを浮かべて頷くが、家臣達がそれとわかる前に、不機嫌時の仏頂面に戻した。
 小十郎には、背中越しにその男が、黒脛巾組の頭領・柳原戸兵衛であるとわかった。

 皆が揃ったのを確認すると、上座に座っていた政宗は扇子を床に叩きつけ、皆の注目を一堂に集めた。
「軍議を始めっぞ。いいな、野郎共!」





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【続くよん】


わかっているとは思うけど、この物語は腐ィクションで、歴史上の人物や地域、国とは、一切関係ありません。
また、人物像に関しては、アニメ/ゲームの『戦国BASARA』をモチーフにしておりますが、登場人物・ストーリーとはまるで関係ありませんので、あしからず。

そもそもが黒脛巾組だって、後世の創作説強いんだから。



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■コメント

■ [ふjこ]

はんべ姫に釣られて書き込みに来ました(=゜ω゜)ノ
このお話、BASARA2の漫画版ベースですよね?
あのシリアスでざらついた雰囲気がいっそう生々しく、脳内再生されてきます。歴史の知識が乏しい私にも、フィクションとはいえ背景がとってもわかりやすく伝わってきました。
そんな中で伊達主従の妖しい絆もしっぽりと匂い立っていて…=3 既に萌えが膨らみまくってますw

この雰囲気で小十郎と半兵衛の絡みも見たいと思ってしまいましたノシ 殺伐としたノロケ合戦を以下略。

■>ふjこさん [桂花]

はんべ姫いいッスよね。さすが、ラオu ヒデヨッシャーの伴侶…もとい、軍師殿です。
こんなのーみそつるつるな腐れ忍者にも、わかりやすく軍略の解説をしてくれます。
おかげで、思ったより長い話になりそうです。しかも、えちぃシーンがなかなか出てこない…。
どーしてくれるんですか、はんべ様w
こうなったら、はんべ様の身体d…(天地葬送)

ベースは仰るとおりBASARA2の漫画版ですが、その他いろいろなシチュのごった煮となっておりますので、ベースの味など全くしない、煮こごり小説となっております。

あ、そうそう。
ふjこさんとこで勧められた『密謀』やっとこ半分まで読みました。
同じ藤沢周平でも『たそがれ清兵衛』は短編のせいか、さらっと読めたけれど、これは本腰入れて読まないとついていけない…
みっつぃーが、良い味出ています。
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