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■【戦国BASARA】 最も危険な遊戯 第二話 【小×政】

『小十郎×政宗』と銘打ちながら、初っ端から『佐助×政宗』になろうとは、誰が想像したであろうか。
(ヒントらしいものはあったんだけどね)

ともあれ、皆様の度肝を抜けたことで、つい
ご利用は計画的に
と、ほくそ笑んでしまう、腹黒忍者です。

というわけで続きなのですが、実は今回はエロいシーンありませんので、あんまり期待しないでください。



それでも読んでくださる度量の広い方は、ポチッとしてくれるだろうと期待。
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 佐助との逢瀬の後、こっそりと城に戻った政宗は、水垢離をした後で着物を着替えると刀を携え広間へと足を運んだ。
 燭台七つをバラバラに配置しそれぞれに火を灯すと、広間を閉め切りかすかな炎と闇の世界を作り上げ、半眼で揺らめく炎を見つめる。
 政宗は頭の中で、黒脛巾組の報告や佐助からの情報を整理し、思案に耽る。
 織田信長を討った後、日ノ本は小規模な小競り合いが続いている状態であったが、最近になって大阪の豊臣の動きが激しくなってきている。
 織田の義弟で陪臣であった浅野を平定、加賀の前田家に圧力を掛け、三河の徳川とは交戦中。徳川は形では戦の体を整えているが、負けるための戦をわざとして見せているとしか思えない節があった。
 もちろん、豊臣秀吉の頭脳である豊臣軍軍師・竹中半兵衛が、それに気付かぬ訳はないと、政宗は睨んでいた。
 負けを承知での戦の理由。
 勢いのある豊臣に対し、すぐに尻尾を振れば足元を見られかねない。同じ下るにしても、少しは骨のあるところを見せつけ、存在感を誇示しなければ先はない。そして、豊臣に存在を認めさせてある程度の地位を確保し、それを足掛かりとして再び天下に馳せる。
 ──あの野郎の考えそうなことだぜ。
 先の先を見越しての負け戦をしている家康に、政宗は苦笑を漏らしつつも感嘆の意を顕わにした。
 ──それよりも…
 豊臣と徳川の戦は、おそらくはそう長くはかかるまいと、政宗は踏んでいた。
 問題は、その後の豊臣軍の進路である。
 加賀と三河を押さえたということは、東への進軍の意を表している。
 東を平定するには、甲斐、越後、小田原、そして奥州を押さえる必要がある。
 三河を攻略した次は、今川のいる駿河だろうが、ここもそう長くは豊臣と戦えまい。
「加賀…、三河…、駿河…」
 政宗は刀を構えると、素早く足を運び、向かって左側にあった燭台の芯を斬りつけた。
 三つの火が消え、広間が少し薄暗くなる。
「…となれば、次は…」
 政宗は正面にあった燭台に向かい刀を構え、素早く芯に斬りつけた。
 床に落ちた芯は、わずかに残っていた火が最期の勢いをつけ激しく燃えた後、ぢっと音を立て消えた。
「相模の北条…」
 小田原城は天然の要塞と言うべき、堅牢な城である。
 越後の上杉謙信、甲斐の武田信玄、そして奥州の伊達政宗が小田原を落とすべく何度も攻撃を仕掛けているが、なかなかビクともしない。
 しかし、時の勢いと天才的な軍師を得た豊臣軍ならば、どうであろう。
 今し方斬り落とした燭台の側へと足を運び、残る三つの燭台を見つめ、政宗は口端を歪めて笑った。
 小田原さえ陥せば、越後だろうが甲斐だろうが奥州だろうが、侵攻は容易くなる。
 小田原を陥落させるのは単身では容易なことではないだろうが、それだけに豊臣軍にとっての見返りは大きい。
 それどころか相模は、東国を統べるに於いて外せない要所である。
 だから、豊臣は必ず小田原を陥しにかかる。
 それも、なるべく早く。
 三河で思わぬ足止めを食らっていることについては、東国制圧を急ぐ豊臣…いや、竹中半兵衛にとっては、歯がゆい思いであるはずだ。
 だが、東国にとってはこの時間稼ぎは有り難かった。
 恐らくはまた、小田原争奪戦が始まるはずである。それも、早いうちに。
 奥州の冬は早い。
 それ故に、どうしても機先を制する必要がある。
 豊臣の足を少しでも鈍らせ、素早く小田原を制圧する必要が。
 そのためには……
「越後を黙らせ、甲斐と豊臣の目を逸らす…」
 政宗の左足が半歩前に摺り出る。刹那、刀身が弧を描いて光り、左側の燭台と前方の燭台の灯心が切り落とされ、二つの炎が消えた。
 残った一つの灯火が、政宗の隻眼に映る。
 まるで、心中に燃える炎が、瞳にまで飛び火したかのように。
 しばらく燭台の火を見つめた後、政宗は踵を返し大股で歩くと、回廊に出る襖を開け放った。
 いつの間にいたのだろう。そこには、腹心・片倉小十郎を始め、数人の家臣達が座り込んでいた。
 突然襖を開け放たれ、小十郎以外の家臣達は慌てふためくが、政宗はその様を気にする風でもなく彼らに号令を発した。
「軍議を開く。招集をかけろ」
「……は?」
 突然のことに呆気に取られている家臣団に、小十郎の怒号が飛ぶ。
「聞こえなかったのか、テメェ等。軍議だっつってんだよ、政宗様は」
「…は、はいっ!!」
「あと、地図を持って来い。全国と会津と相模のヤツ。それと柳原にも来るように伝えろ」
「わかりました!」
 政宗の言葉に、皆背中を押されたかのように、一目散に飛んだ。
 特に指示はなかったが、誰が皆に招集をかけ、誰が地図を持ってきて、誰が黒脛巾組の頭領を呼び寄せるかがあらかじめ決まっていたかのように、無駄のない動きであった。
「小十郎は残れ。軍議の前に話がある」
「はっ…」
 返事をしながらも、どこか浮かない小十郎の声に、政宗は気付いているのだろうか。
 襷を外し、襟首を整えていた政宗の首筋に、くっきりと浮かぶ赤い痕跡。
 虫刺されでもなければ怪我でもないその印が朝までなかったことは、それまで一緒にいた小十郎が一番よく知っていた。
 だが、今はそのことを詮索している場合ではないことは、政宗の緊迫した状態から察せられる。
 小十郎は黙って政宗の後に付き従い、広間へと入っていった。



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【続きます】



小十郎、政宗公の浮気の証拠、発見! (・∀・)
でも、次回もエロいシーンはないです、多分。

それにしても、BASARAの家康はタヌキのイメージじゃあないよなぁ。
どっちかっつーと……くまのプ○さん?

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■コメント

■あちゃー! [せうる]

政宗見っかってるぉー(`・ω・´)!隠して隠してッ(`・ω・´)!と猛烈に叫びたい。

桂花さんの小説はいつ読んでもすごいとしか言えない語彙力のない私…(ノд<)゜
歴史的背景がふんだんに使われている二次創作って難しいはずなのに、なんで桂花さんはそないスラスラとしかも違和感なくかっこよく書けるのでしょう(*´д`*)
尊敬!

■>せうるさん [桂花]

こじゅもついつい見つけちゃったけど、政宗様無意識で話題ずらしているから、話がちっとも艶っぽい方に進展しないの。
つか、どうしてそういうのを目聡く見つけるのかな? 片倉くんは…

>歴史的背景がふんだんに使われている二次創作って難しいはずなのに…云々

いや><
こんな駄文でも、結構少ない語彙から言い回しを考えるのに、苦労しているんですよ~;
拙者の場合、色々な聞きかじりを好き勝手につなぎ合わせて書き散らかしているだけなので、歴史好きの人には怒られそうです…
書いている本人だけが楽しんでいる節もありますが、そのことも含め清濁合わせてお読み頂けるとうれしいです。
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