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■【戦国BASARA】 男はつらいよ 上田慕情 【慶次×幸村】

妄想をすればするほど、素敵な慶×幸。はふぅ。
妄想の幅が大きく無理がない慶次は、本当に万能だよなぁ。
小十郎と並んでネギキャラか?(←『万能』なだけに……?)

その昔、薬師丸ひろ子主演の映画『探偵物語』というのがありましてん。
タイトルは知っているけど、映画は見たこと無い←
でも、薬師丸ひろ子と相手役の松田優作との身長差約30cmのカップルに、ファンは激しくときめいたとかときめかないとか。
で、話を戻して。
そんなわけで、身長差のあるカップルにときめきを覚えて止まないわけですが、櫻井さんの考察による慶次と幸村の約20cmも身長差もなかなかに美味しいな… (*´┐`*)


というわけで、前置き長くなりましたが、慶×幸の始まり始まり~ (´▽`)ノ
タイトルは勿論、あの長編シリーズから借用。





……となると、おいちゃんは前田利家。さくらは前田まつ。…か?
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【追記】
今さっき櫻井女史のブログ読ませて頂いたら、櫻井さんところでも慶幸の雑記が…Σ(゚Д゚;)ノノ
ちょっww これ、何てシンクロ?ww(16:26)










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 耕地では作物の刈り入れが始まり、少し早めの冬支度を始めている。
 そのような光景の中でそびえ立つ上田城を見上げ、前田慶次は少し寂しそうな笑みを浮かべて城を背に歩き出した。

 人里を抜け、街道を歩くその派手な姿は、遠目からでもよく目立った。
 そのため、慶次を追って駆けてきた紅き青年武将は、迷うことなく彼の元に走ってくることができた。
「前田殿っ! 慶次…どのォォ……!!」
 泣きそうな顔をしながら慶次を追いかけてきたのは、上田城の城主であり彼の恋人でもある、真田幸村。
 息を切らせながら駆け寄ってきた恋人が、路傍の石に躓き転びそうになったところを、慶次が駆けつけがっしりと受け止めた。
「……っとォ。気を付けなよ、幸村」
「慶次殿……!!」
 慶次の助けで、すんでの所で顔面を打ち付けずに済んだのに、幸村が慶次を見上げる顔は怒りと悲しみと恨みがましさでぐしゃぐしゃになっていた。
「なんてェ顔してんだよ。せっかくの別嬪が台無しだろ? ほら、笑った笑った」
「慶次殿が行ってしまわれると言うのに…、某に笑えと申されるのか?」
 無邪気に笑いかける慶次の両頬を潰さんばかりの勢いで、幸村は慶次の頬に手をあて、己の方に顔を向けさせた。
 その一生懸命に自分だけを見つめる真っ直ぐな瞳に、慶次は愛しさと後ろめたさを感じずにはいられない。
「…仕方ないだろ? 雪が降る前に、一度加賀に帰らなきゃならないんだって。ずっと前から言ってあったじゃあないか」
「ならば…! 何故に某に別れの言葉のひとつもなく、上田を去ろうとしておられるのだッ!!」
 幸村の双眸から珠のような涙が、次から次へとぼろぼろとこぼれ落ちる様子に、慶次は少し寂しげな笑みを浮かべた。
 ──あーあ。だから、黙って出て行こうと思ったのに…
 別れの言葉を言ったところで、この可愛い恋人は、同じ顔で「行くな」と泣くに決まっている。
 その顔を見るのが辛くて黙って出てきたのに、こうも一生懸命に追いかけられてはその甲斐もない。
「ぶらりと来たかと思えば、言葉もなく去って行かれる…。慶次殿は、この幸村がお嫌いか?」
「そ、そんなこと、あるわけないだろっ!?」
「ならば…!!」
 言いかけた幸村の頭を胸に抱き、慶次は一生懸命なほど愛おしい恋人の耳に軽く口付けた。
「ひぁ……っ!?」
 慶次の口付けは、どこに触れようとそれだけで幸村をとろけさせる。
 そんな幸村の仕草に、慶次は見惚れて満面の笑みを浮かべた。
「かわいいなぁ、幸村は。加賀に連れて帰りたいくらいだ」
「ば、馬鹿なことを申されるでないっ! 某には、上田の当主として、武田の武将として、やらねばならぬことが…」
「だからだよ」
「は?」
 慶次は幸村を抱きしめていた手を離し、立ち上がるとどこまでも高く青い空を見上げて言った。
「あんたはここでやるべきことがある。俺は、風と共に旅に出る。一緒にいたいのにいられない」
「慶次殿…」
 この空のように高く、風のように掴み所のない男・前田慶次。
 そんな男が己を愛してくれているというだけでも、幸村は嬉しかったはずなのに…
 ──いつから…斯様に欲深くなったのだろうな、俺は。
 幸村は悔恨の溜息を吐くと、立ち上がって尻についた泥を払い落とす。
 ふと路傍を見ると、少し大きな岩が慶次の傍らにあるのを見つけた。
 あそこに登れば、慶次と同じ目線で空を見上げることができるであろうか…
 そう思って、幸村は颯爽と岩に飛び乗った。
 登ってみると意外に低く、目線は慶次より若干下の方。それでも、幸村にとっては空を近くに感じることができ、世界が開けたような気がした。
 横を向けば、愛しい人の顔がある。
 少し首を伸ばせば、届くかも知れない唇が…
 幸村は何故か悟られることを恐れ、そーっと慶次のほうへと首を伸ばす。
 もう少し、もう少しで……
 と思ったところで、足元がぐらついて、幸村は岩の上から転げ落ちた。
 べったーん! という痛そうな音を足元に聞きつけ、慶次は慌てて屈み込むと幸村を抱き上げた。
「なっ…! 何してんだよ、あんたは!」
「い、いや…、その……、何でもないでござるっ!」
 失態と気恥ずかしさから、幸村は顔を真っ赤にして俯いた。
 ふと慶次の視界に、小さな岩が目に入った。そして、幸村がどうして転んだのか理解すると、ふっと目を細めて微笑んだ。
 ──ほんと。かわいいよなぁ…
 顔を伏せている幸村には、慶次が何を思っているかなどわかるはずもなく。
「また…来てくれるのでござろう?」
「あ? ああ…」
「ならばもう、某は泣かぬ。行かれよ、前田殿。道中、お気を付けて」
 そう言いつつも顔を上げてくれない愛しい幸村の顔をもう一度見たくて、慶次は幸村の顎を取り、顔を近づける。
「け、慶次殿…っ!?」
「痛かっただろ? 鼻が真っ赤だぜ?」
 慶次はそう言うと、幸村の顔に付いた泥を手で拭い、半開きになった幸村の口に吸い付いた。
「んっ…」
 秋の空を、鳶が舞う。
 鳶の鳴き声が、上田の里に響き渡る。
 鳶の声がかき消えると同時に、幸村の唇から慶次の唇が離れた。
 慈しむような慶次の優しい瞳に、幸村はただただ見入っているだけ。
「雪が降る前に…また来る」
 茶色がかった幸村の髪をくしゃっと撫でると、慶次は立ち上がった。
 ようやく現実に引き戻された幸村。
 いざ別れの時となると、目頭が熱くなり、じわりと涙腺の緩む音が聞こえた。
 しかし、もう泣かぬと約束した手前、もう慶次の前で涙するわけにはいかない。
 幸村は首を左右に振ると、目に力を入れて慶次を見据えた。
「必ず…来てくださるな?」
「幸村にも泣かないって約束、守ってもらったからな。約束は守るさ。じゃあな」
 そう言って慶次は幸村に背中を見せると、手をあげて幸村に挨拶をした。
 背中に駆け上った夢吉が、慶次の代わりにずっと手を振る。
 幸村は夢吉と大きな背中に、いつまでもいつまでも手を振って見送った。


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【おしまい♪】



夢吉、いたんですよ。

もっと描写したかったなぁ、夢吉。
かわいいよ、夢吉。
愛しているよ、夢吉。



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■コメント

■欲しいです [高野尾 凌]

夢吉ではなくて、この幸村。慶次君、私にくれないかなー。絶対くれないよね。こんなに可愛いんだもん。
もうほんとに素敵なお話をありがとうございましたー。キュートな幸村のファンが増えますように。

■>高野尾 凌 さん [桂花]

この幸村は、お館様でなく慶次に一途なわんことなっております。

一生懸命なんだけどどこか抜けている幸村と、そんな幸村が可愛くて仕方がない慶次。
離れていても、慶次は幸村のことを考えているので、多分くれないと思います。すんませんw

キュートな幸村は、褒め言葉として受け取らせていただきます。ありがとうございました。
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