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■【戦国BASARA】 お題『ただ、こっちを見て欲しいだけ』 その三 【最終回】

けーだーかーいー おたけびをー あげろー♪(←携帯アラームの目覚まし音楽)
朝っぱらから百獣戦隊なワシですが、目覚ましが鳴る二時間前に目覚めるので、目覚まし意味なし。
でも、寝過ごすのは怖いので、アラームはそのまま。
時間になると、スーパー戦隊随一の暑苦しい着うたが流れ、心臓が飛び上がるチキン仕様。


てなわけで、まーくんの雄叫びで続いちゃった前回より引き続き、お題小説最終回(予定)。
何故予定なのか?

ズバリ、これから書くからです(爆)

今回は、いろいろとしょーもないことにチャレンジ精神を燃やす、腐れ忍者でござる。ニンニン。
ブログ一発書きなので、事故による記事消失とかも十二分にありえますが…

俺、この話書き終えたら、赤羽のブック●フに行くんだ…
とか、自分でフラグを立ててみたり。
今更ですが『もやしもん』が読みたくなった。




危ないところでチャレンジ精神燃やすなよ; と、ツッコミを入れたい方はこちらにどんぞ。
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 政宗毒殺未遂事件の真の首謀者である、母・保春院の処遇について、家臣の間で意見が割れた。
 当主である政宗を毒殺し、小次郎を後釜に据えようという行為は、謀叛以外の何ものでもない。
 保春院も打ち首にすべきだ。
 仮にも当主の御母堂である。むやみに殺すべきではない。
 等々。
 喧々囂々と論議が交わされる中、当の政宗はただどこか虚ろな目をしたまま、黙って論議を聞いていた。
 皆、当主であり事件の被害者である政宗の意見を聞きたいと思っていたが、虚ろな中にどこか狂気を孕んでいる雰囲気が恐ろしく、誰も政宗に意見を求める口火か切れずにいた。
 腹心である小十郎も、皆の意見に耳を傾けつつ、黙って政宗の様子を窺っている。
 一刻以上の論議の間、政宗はずっと気怠げに扇子を弄んでいた。
 その扇子が、突如パチンッと音を立てて、政宗の鼻先で閉じられる。
 何気ない仕草の上、政宗の表情も変わらないように見えたので、誰も微妙な変化には気付いていない。
 竜の右目である、片倉小十郎を除いては。
「テメェら、静まりやがれっ!」
 突然の小十郎の怒号に、それまで喧嘩のように轟々としていた広間が、水を打ったように静まりかえった。
 全員が小十郎に注目したのを見計らい、小十郎は立ち上がって話を始めた。
「いいか。今やこの奥州に並ぶ者なしとはいえ、まだまだ俺たちの基盤は微妙だ。保春院様の兄君であらせられる最上家は、その中でも重要な位置づけにある。保春院様を討ち、最上との亀裂を深めるのは、得策じゃあねェ。ここはあえて、亡くなられた小次郎様に罪を被っていただき、保春院様は不問にする」
 小十郎の意見に、静まり返っていた広間に再びざわめきのさざ波が立つ。
 家臣達の腹の中にある様々な思惑が形となって溢れる前に、政宗が広間中に響くほどの大きな音を立て、扇子を床に叩きつけた。
 再び静寂が広間を包み込む。
「続けろ、小十郎」
 幽鬼のような顔をしつつも、鬼気迫る政宗の声に、皆が固唾を飲み込む。
 小十郎は頷き、話を続けた。
「しかし、真の首謀者である保春院様を、このまま城には置いてはおけない。理由を付けて、最上家にお送りするのが一番だろう」
「では、最上に使者を…」
 家臣の誰かがそう言うと、政宗が遮るように口を挟んだ。
「すでに成実を使者に遣わした。成実は、最上の伯父貴には覚えが良いからな」
 政宗の行動の素早さに、その場にいた家臣達は呆気に取られた顔をした。
 同じような顔を腹心である片倉小十郎がしているのを見て、腹心同士の密談はなく政宗の独断であると知った家臣達は、どこかほっとした気持ちになる。
「小十郎」
 他の家臣と共に呆然としている小十郎を促すかのように、政宗は持っていた扇子を下に向け、前後に振った。
 人払いの合図である。
 小十郎はコクリと頷くと、家臣達に向かって締めの言葉を発した。
「これで閣議は終了とする。皆、ご苦労だった。保春院様への監視を受け持った者は、見張りを怠らぬように」
 小十郎の言葉に家臣達は皆立ち上がり、それぞれの持ち場へと戻った。

 先程まで家臣団でごったがえしていた大広間は、二人きりになると広すぎて静かすぎる。
「政宗様。大広間は寒うござります。お部屋に戻りましょう」
「…………」
 虚空を見つめ返事もせず、さりとて動こうともしない主に、政宗は深い溜息をついて膝を立てて擦り寄った。
「政宗様…」
 虚ろに宙を漂う政宗の目に、何が見えているのだろう。
 小十郎はそっと政宗の手を取り、その場に佇んだ。
「人取橋で父上を見殺しにして、無実である弟の小次郎を斬って、母上を放逐して……。俺は何がしてェんだろな、まったくよォ」
 自嘲気味の政宗の言葉に、小十郎は胸をえぐられるように痛む政宗の心中を察した。
「政宗様……!」
 小十郎は政宗の腕を引き寄せ、壊れそうな笑みを浮かべた政宗の顔を胸に埋めるように、抱きしめた。
「泣きなされ。今は、泣きなされ。これは、政宗様と小十郎との、秘密にござります」
 着やせして見えるが、逞しい小十郎の胸の暖かみに、それまで凝り固まっていた政宗の涙腺が緩み、堰を切ったように涙が溢れ悲しき咆哮をあげる。
 顔は決してあげないのは、小十郎にすら見せたくない政宗の弱い部分。
 だが、小十郎にはその素顔は、容易に想像できた。
 だから、ただ黙って己の胸の中で泣き叫ぶ主を抱きしめ、そっと背中をさする。

 小十郎の膝枕の上で、目を腫らした政宗が節くれ立った小十郎の手をぎゅっと握りしめ、ポツリと呟いた。
「嫌われいてもよかった…。ただ、俺のことも見ていて欲しかっただけなんだ…」
 返事の代わりに小十郎は、政宗の頬をそっと撫でる。
「あんなんでも、俺の母親だからな。抱きしめて欲しい時もあった。…もう二度と、叶わないだろうけどな」
 欲しかったもの。家族の愛を奪ったのは、汚れた自分の手。
 政宗は己の右手を虚空にかざし、ぼんやりとその手を見つめた。
「これから…、どれだけこの手が血に染まるんだろうな」
「その時は、この小十郎も一緒に血に染まります」
「そうだな。俺の背中は、オメェが守るんだからな。血塗られた道だが、覚悟は出来てンだろうな」
「もとより承知」
「HA! それでこそ、俺の右目だぜ」
 政宗はそう言うと、小十郎の襟元を引っ張り、小十郎の太く逞しい首に腕を回した。
 赤く腫れた隻眼が、妖しい艶を帯びて小十郎を見据える。
「忘れさせてくれ、小十郎。今だけでもいいから」
「……承知したしました」
 二つの影が、重なる。


 十日後、事情を知った最上家からの遣いと共に、成実が戻ってきた。
 保春院は輿に乗って、伊達輝宗や小次郎と共に過ごした居城を後に、実家へと戻る。
 見送りの中に、長子・政宗の姿はない。
 顔を見せないことが、せめてもの親孝行であると思ったから。



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【おしまい】


おっしゃ! 予定通り(?)に最終回書けたァ!

正直、途中で
「あれ? もしここでこじゅまさの激しいイチャイチャぱらだいすが始まったら、最終話次回に持ち越し?」
とか、いらぬ心配をしていたけれど、何とか自重できましたノシ


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■コメント

■赤羽て…。 [櫻井 奏]

小説の感想はのちほど…。
赤羽に妙に反応した櫻井です…。
過去に、仕事の関係で3年程、隣駅の東十条住民でした。ワタクシ。
なので、休みの日は赤羽で遊んでました…。
まさか、桂花さんのとこで赤羽の文字を見るとは思わなくて吃驚でございました。

■>櫻井さん [桂花]

Σ(゚□゚*)ノノ マジッスカ?
赤羽まではチャリで20分強と決して近所という距離ではないのですが、近所よりも赤羽や東十条を散策することが多いです。
最も、病院がなくなってからは、東十条界隈もご無沙汰ですが。

つくづく櫻井さんとの縁を感じるわぁ…(n*'ω'*n)←
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