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■【戦国BASARA】 お題小説『好きになったのは、俺の方が先だとしても』 【佐助×幸村 SS】

「信玄×幸村が好きっ!」

と公言しつつも、どうにもこの主従がいい感じにイチャコラしてくれない。
積極的にゆっきーを求める佐助が、ワシの脳内でプッシュされてきても不思議ではない。
父性丸出しにしている場合ではないですぞ、お館様ぁぁぁ!!

というわけで(?)、今更ですが、ずっと前に拾ったお題で佐×幸にチャレンジ。
何気に前回の続きになってしまったのは、仕様です。 (`・ω・´)←




実は、現在の脳内を占めているのは、ダテサナというのは秘密☆
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「……はあっ」
 甲斐屋敷の外を囲む林の中で、真田幸村は大きな楠にもたれ掛かって、腹の底から深いため息をついた。
 幸村は、主である武田信玄に呼び出された時、夜のお勤めではという考えが拭いきれずすっかり舞い上がってしまっていた。
 だが、実際に行われたのは囲碁勝負。
 その上、大差で負けた上に勝負の途中で寝てしまい、あろうことか添い寝までしてもらう始末。
 目覚めたときに逞しい信玄の腕の中にいたことは、驚きと同時に嬉しくもあったが、心のどこかに残念に思う気分は拭えない。
 しかも、愛しい相手の腕枕の中で見た夢は、当のお館様ではなく何故か父・真田昌幸の後ろ姿。
 もはや顔もよく覚えていないが、優しく厳しく逞しい父の面影は、確かに信玄と通じるものがある。
「俺は……」
 勘違いをしているのだろうか。
 信玄に対する思いは、懸想などではなく、亡き父の背中を追うようなものなのでは。
「否…っ!」
 己の心に落ちてきた陰りを払拭するかのように、幸村は大きく頭を振った。
「お館様が俺と…その……。と、ともかく! アレは非常措置である故、あの事はあの事として、これからも俺はお館様に誠心誠意を込めて尽していき、この国の安寧と更なる発展を、お館様と共に…!」
 まるで自分に言い聞かせるかのように、幸村は握り拳を高く振り上げ、力強く叫ぶ。
「何を無理しちゃっているの」
 猛る幸村の叫びに水をさすような冷静な声が、一陣のつむじ風と共に幸村の背後から聞こえた。
 突然現れた気配と、心を見透かされたような発言に、幸村は顔を真っ赤にして声のする方に振り向く。
「さ、佐助…!」
「結局大将との間に何もなかったから、身体が疼いているンじゃないかと思って来てみたんだけど」
「よ、余計なことをっ! この幸村、お館様の助けになるため、常日頃心身共に鍛錬を…」
「鍛錬って、木を相手に相撲取ること?」
 冷静な佐助のツッコミに、幸村は耳まで顔を真っ赤にする。
 この忍は、いつから自分のことを見ていたのか。
 一人だからと、悶々とする己の姿をさらけ出しすぎたことに、幸村は後悔した。
「旦那ってば、本当に可愛すぎるよな」
 いつの間にか目の前まで迫ってきた佐助のしたり顔に、幸村心臓はドクンと高鳴り、思わず喉を鳴らして息を飲み込む。
「いっつもやせ我慢しちゃってさ。昔から変わンないよな、『弁丸様』?」
「その名で呼ぶなっ!」
「昌幸様がお亡くなりになった時も、人前では泣かなかったけど、俺様の胸では泣いてくれたよね。あの時から、ずっと……」
 いきなり幸村の顎をしゃくり上げ、佐助は軽く幸村と唇を重ねた。
 あまりの素早さに、幸村はただただ呆然となり、怒ることも殴ることも出来ない。
「ずっと好きだったんだぜ、若様?」
「佐助……」
 『若様』呼ばわりされても、幸村は何も反論をせず、佐助を見つめる目はやがて潤み始め、涙が溢れそうになっている。
「だ、旦那…? 怒った…の…?」
 眉間に皺を寄せ、口をへの字に曲げて真っ直ぐに佐助を見つめる幸村に、やりすぎた感が否めない佐助は慌てふためいた。
 その様を見て、幸村は更に顔を険しくさせ、佐助の胸に飛び込むと強く強く抱きしめる。
「ちょっ、ちょっと、旦那…?」
「この…馬鹿者がっ!!」
 顔は佐助の胸に擦りつけるように埋めているので見えないが、佐助の胸をじわりと湿らせる感触が、幸村の表情と気持ちを如実に表していた。
 ──本当、可愛いよな。この旦那は……
 佐助は幸村の頭を抱き、茶色がかったぽわぽわした頭をそっと撫でた。
「どうして…どうして、今になってそんな事を申すのだッ! 今更そんな事を言われても、俺は…、俺は……ッッ!!」
 顔は上げずに、幸村は拳を握りしめ、佐助の胸板をドンドンと叩く。
「今更そんなことを言われても、もうお主の気持ちに上手く応えられぬっ! 佐助の気持ちに応えるには、俺の中でお館様の存在が大きくなりすぎて…!」
「旦那…」
「自分でもどうしていいのか、わからぬのだ! こんな浮ついた気持ちでは、お館様のお役に立つ事も、真田を背負って立つこともままならぬというのに……!」
 性根が真っ直ぐで生真面目故に、佐助の主はすべてを受け止めようと必死になっている。
 昔から佐助の思いは、薄々わかっていたのかもしれない。
 しかし、それを理解するには、幸村はあまりにも純真すぎた。
「旦那…。俺はアンタの忍で影だ。真摯に俺の思いに応えようなんて、考えなくてもいい」
「いやだ! 佐助が俺のことをずっと思っていたというのに、俺は……!」
「あー、もう。そんなに可愛いこと言われたら、俺様もう、我慢できそうにないよ?」
 上擦った佐助の声を訝しげに思った幸村が、涙が溢れかえった顔を上げ、佐助を見上げる。
 待ってましたとばかりに、幸村の唇に佐助の唇が重なった。
 包み込むように幸村の唇を覆うと、舌でこじ開けるように幸村の唇を割り、佐助の舌が幸村の口腔の中に侵入する。
「むっ……!」
 突然の接吻に、幸村は思わず佐助の胸板を押し返すが、巧みに口腔の中を這い回る佐助の舌に、脳髄が痺れ、力が入らなくなっていく。
「んっ、うう…んっ!」
 塞がれた口から漏れる幸村の声に、佐助もまたとろけそうな気分になりつつ、砕けそうに震える幸村の身体をしっかりと抱き留める。
「旦那…」
「佐助…」
 求めるようにお互いを呼び合い、抱き合う。
 強く、強く……
 今は他のことは考えない。
 ただ、想いをぶつけたい。想いを受け止めたい。

 ただ、それだけ。



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【とりあえず、おしまい】

最後までやったかどうかは、わかりまてぃぇん (・∀・)

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■コメント

■ゆきちゃん…。 [櫻井 奏]

上手いことイチャコラしてくれないCPって有りますよね。
イチャコラさせたいのにしてくれないってのも解ります…。
ユッキー。真っ直ぐ過ぎで危なっかしくて…。ああ。もう。可愛過ぎてぎゅってしたくなりますな…。
お館様、父性本能が大いに邪魔しているんじゃ?(゚□゚)
見守る側としては、お館様とイチャコラと幸せそうなユッキーは勿論見たいけど、
今のやきもきしているだけのユッキーもとっても可愛くて見ていたいと思ってしまいます…。

■>櫻井 奏さん [桂花]

幸村の成長を見守りたいお館様の父性本能と、ゆっきーの完全受け身な超オクテのため、なかなか進展しないこの二人 (´・ω・`)
佐助が割り込む隙が大きすぎ。
お館様もお館様で、幸村に手を出す佐助を黙認している節もあり。
ただただ、幸村だけが翻弄されている形になっていますが、これから進展はあるのでしょうか?←
とあるサイトで、悩み苦しむ幸村を見て一人悶える腐れ忍者のせいで、とんでもない目にあわされている幸村ですが、まあ、頑張れと←
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