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■【戦国BASARA】 『信×幸×佐』 第十二話 ~佐×幸 其の五~ 【甲斐主従】

佐助祭が何かと好評のようで、書いているこちらも嬉しさについニヤニヤしていたら、家族に気味悪がれました(・∀・)
ヲタは公然にせざるを得ないけど、さすがに腐った小説書いているのを家族にカミングアウトする勇気はない。基本的にチキンなんです。
まあ、日々増えていくBASARA関連グッズ(主に書籍)に、何か薄々と感じるものはあるでしょうが。

さて、佐×幸の○○シーンが終わってしまうと、あとは蒼紅ルートを通らない限りは、こっから先に萌え萌えな○○シーンはありません(・∀・)
話もまとめに入ります。
幸村を巡る甲斐主従の関係はどうなるのか? この腐れ忍者はどうまとめるつもりなのか?
つか、今更伏せ字かよ?








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 幸村は胡座をかいて座ったまま、顔を上げず微動だにしない。
「旦那…。大丈夫?」
 幸村の身体をきれいに拭き、乱れた夜着を整えながら、佐助が心配そうに尋ねる。
「…………」
 返事はない。
 それどころか、幸村は今にも泣きそうな顔をしつつ、佐助と目を合わせようとはしなかった。
「旦那…」
 佐助は幸村の髪の毛を、くしゃっと軽く撫でた。
 勢いに任せてというよりは、思い余って己の主人に手を出してしまったことを、少なからず後悔していた。
 しかもこの主人には、自分と同じく身が焦げそうなほど愛して止まない相手がいる。
 気持ちの通じ合えない叶わぬ恋。
 身体だけでもと通じ合ったのは、現実から目を背けているせい。
 欲しかったから奪った。
 手に入れたのに、切なくなるのは何故だろう。
「佐助……」
 か細い幸村の声に、佐助は我に返って己が主人に視線を注ぐ。
 幸村は相変わらず佐助に背を向けたままだったが、佐助に何か言いたいことがあったであろうことは態度でわかる。
「佐助……、すまぬ…」
「旦那…?」
 謝らなければならないのは自分の方なのに、幸村の方が謝罪の言葉を述べたことに、佐助は少なからず驚いた。
 真意を知りたくて、その表情を見てみたかったが、幸村は相変わらず佐助と顔を合わせようとしない。
「何言ってんだよ、旦那。謝るのは、無理矢理犯した俺のほうで……」
「某…、少しは佐助の気持ちが、理解できたような気がするのだ。だが、今の某には、佐助の気持ちに応えてやることができない…」
「構わないさ。旦那が大将に惚れているのは、皆が十二分に承知している。ただ、俺はそんなアンタが欲しかっただけ。旦那の傍にいたいっていうだけ」
「けれど…。お館様は…っ」
 幸村の声がかすれているのは、佐助との営みの直後だからと言うわけではなさそうだ。
 涙混じりのかすれた声が、幸村の心苦しさを物語っている。
「お館様にとって、某とのことは、戯れに過ぎぬのであったのか…!」
「いやぁ。それはないでしょ?」
「ならばなぜ、お館様はあの事を『忘れろ』と申したというのだ! 忘れられるわけ…ない…のに…」
 幸村の双眸から溢れる大粒の涙が、音を立てて床に落ちる。
「大将とは言え、恋敵の肩を持つわけじゃあないけどさ…。武田の大将は、別に旦那としたことを忘れろって言ったわけじゃあないんだぜ?」
「なんと?」
 幸村の顔から悲壮感が消え、代わりに大きな目を丸くし呆然とした風貌で佐助を見つめた。
 すべての絡繰りを明かすため、佐助はおどけたように舌を出し、二本の指を顔の前でそろえた。
「大将の言伝を、詳しくお伝えしまっす。『過去に囚われることなく、さりとて目を背けることないよう、一度全てを忘れよ。己の心の内を十二分に振り返り、何をすべきか思い出せ』……ということ」
「で、では、忘れろというのは……」
「まあ、ぶっちゃけ、大将とのことじゃないってこったね」
 熱くなりすぎた幸村の頭は、事の次第を理解するのにかなりの時間を要した。
 ようやく合点がいった時、幸村は己の気持ちをまんまと佐助に利用されていることに気付き、顔を真っ赤にして佐助に挑み掛かる。
「謀ったな、佐助っ!」
「おっと」
 手枷ごと振り下ろされた幸村の反撃を佐助は難なく避けると、幸村の手を掴み、自らの方へと引き寄せた。
 まんまといっぱい食わされた事を理解した幸村は、ニヤニヤと笑う佐助を睨み付けるが、佐助にはそんな旦那の顔すら愛しくてたまらない。
「まあ、大将もそこまでちゃんと言ったワケじゃあないからね。でも、俺様は本気だから。本気で旦那のこと愛しているからね」
「戯れ言を…!」
「冗談でも何でもない。本当の本気。こればかりは嘘偽りなし」
 そう言うと、佐助は幸村の身体を引き寄せ、艶を取り戻した唇に軽い口付けをした。
 突然の事に驚いた幸村は、思わず佐助の胸板を突き飛ばすが、いつの間にやら目の前から佐助の姿が消えていた。
「大将に振り向いてもらえなくて寂しくなったら、俺様がいることをお忘れなく」
 どういう絡繰りなのかわからないが、佐助はいつの間にやら牢の外に出ており、手をひらひらと振って座敷牢の一角を後にしようとしていた。
 その後ろ姿を追うように、幸村は格子の所まで走り、叫んだ。
「ま、待て! 佐助! 某はいつまでここに居ればいいのだ!」
「だから、自分で考えなよ、そのくらい。俺はもう充分に示唆してやったよ」
 佐助の気配が消えても、幸村はまだ格子越しに廊下を見ていた。
 牢から出るために、なすべき事、考えること。
 自分は何を考え、するべきなのか。
 信玄や佐助が、何故幸村を抱いたのか。
 幸村の頭は、更に混迷を極めた。
 


 
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【佐助編 終了】

続いては、
 a)解決編
 b)政宗編

貴女はどっちを選ぶかな?


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