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■【戦国BASARA】 『信×幸×佐』 第八話番外 ~小×政~ 【伊達主従】

♪♪伊達政宗様 お誕生日おめでとうございますぅ♪♪


ゆっきーが牢に閉じこめられている間、居候中(療養中と言え)の伊達さんたちが、囲碁をしながら何やらお話ししています。

という物語(?)。
本編にはあまり関係ないけれど、繋がりはあります。
どこで差し挟むか悩んだ挙げ句、中途半端だけど今日は筆頭のお誕生日なので、書いてしまうことにしました。

台詞は多いし、無理ありすぎな話だけど、お誕生日企画ということで、許してください。


微妙にエロいので、十五禁くらいで。←


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武田屋敷の一室で、伊達政宗と片倉小十郎は碁盤を差し挟んで、囲碁に興じていた。
「真田幸村が目を覚ましたとのことです」
 白石を持っていた小十郎は、そう言って碁盤に石を置いた。
「Ha! 随分お寝坊な姫君だな。もう三日だぜ」
 政宗は長考することなく、素早く黒石を打つ。
「なんでも、信玄公も真田が牢から出るまでは、食事を取らぬと言われたそうで」
「武田のおっさんも、ご苦労なこったな。勝手に飛び出したケツの青いガキの尻ぬぐいに、俺らの手を借りるなんざ」
「なぜお貸しになられたのですか?」
 口端に薄い笑みを浮かべつつ、長考していた小十郎が次の一手を打つ。
 政宗は小十郎の一手を待ちきれなかったとばかりに、すぐさま碁石を置いた。
「単純さ。借りっぱなしは気分が悪い」
「貴方様らしい」
「早くしろよ、小十郎。まだ考えているのか?」
 石を持ったまま碁盤ではなく、己の顔を見て優しく微笑む小十郎に、政宗は少し照れたのか、語気を荒げて次の一手を促した。
「政宗様の方こそ、少しは考えて動かれたほうがよろしいかと」
 そう言って小十郎が碁石を置いた場所を見て、政宗の眉間に皺が寄る。
 黒の陣地が切られた。
「…やりやがったな」
 言葉とは裏腹に、政宗の口元が凶悪に歪んだ笑みを浮かべる。同時に、背筋に冷たいものが走るのを、政宗は感じていた。
 珍しく政宗が長考に入った。
 小十郎は次の政宗の一手をじっと待っている。
「そう言えば…」
 顎に手を当て碁盤を凝視する政宗に、小十郎は思わず声をかけた。
「撤収するとき、我が軍だけでなく、甲斐の軍勢…特にあの忍にも撤収を命じられましたよね」
「ああ。あれか」
 碁盤から目を離さず、政宗が会話の相槌を打つ。
「武田軍大将と手負いとはいえ重要な武将を二人きりにして、万が一のことがあれば…とお考えにならなかったのですか?」
「あの場には、明智の野郎しかいなかった。武田のおっさんの他に俺たちがいるとわかれば、野郎は撤退するしかねぇ。明智さえ追っ払っちまえば、後は大丈夫だ。それに…」
「それに?」
「あの場は、二人きりにする必要があった。真田幸村は、いじらしいほど武田のおっさんのこと、想っていたからな。媚薬盛られて明智に犯された身体じゃあ、押さえも効かないだろ」
「それでは、信玄公と真田幸村は…!」
「Ah? 別に構わねぇだろう? お互い馬鹿が付くほど真面目だってだけで。それ言い出したら、俺とおまえはどうなんだよ」
 政宗の言葉に、小十郎は持っていた碁石を落としそうになった。
 自分の番で碁石を落とそうものだったら、政宗は子供のような悪戯っぽい笑みを浮かべて、
「それ、おまえの一手だからな♪」
 と言いかねない。
「しかし、何故に政宗様は、真田が媚薬を盛られたとわかったのですか?」
 話題を切り替えることで、小十郎は心の動揺と押さえようとした。
 政宗はまだ、次の一手を考えているようである。
「ああ。ガキの頃、禅師に散々嗅がされたからな。よく覚えているよ。効き目のこともな」
「虎哉禅師の…!」
 小十郎は喉から絞り出すように、歯を食いしばってその名を吐いた。
 幼い頃、内気で引きこもりがちだった政宗こと梵天丸の教育に能っていた禅師は、仏教や学問だけでなく、性技まで仕込んでいたのを、守り役だった小十郎は知っている。
 今ではお互いに心も体も通じ合えているが、禅師の名前が出ると、未だに小十郎は全身の血が沸騰しそうになる。
 だが、当の政宗は、過ぎた昔のことなどどうでもいいのだろう。
 次の一手を思いついたのか、飄々とした顔で碁盤に黒石を置いた。
「熱くなるなよ、小十郎。coolに行こうぜ。囲碁くらい、よ」
「は。申し訳ございませぬ」
 そう言って小十郎は碁盤に目を落とし、驚愕した。
 政宗は切られた陣地を守ることなく、小十郎の陣地を攻めていたのだ。
「これは…」
「守る戦は俺の性に合わないのは、オメェが良く知っているハズだろ?」
 確かにそうではあるが、だからこそ守りに入らずを得ない場所に小十郎は石を置いた。
 守りの戦を、碁盤を通じて知って欲しかったのだ。
 だが、政宗は構わず攻撃の手を緩めない。
「長考してもいいぜ」
 ニヤリと笑って小十郎を挑発する政宗。
 長考してもいいといいつつ、明らかに早碁を誘っている。
 だが、小十郎は挑発に乗らず考えに徹した。
「確かに、真田幸村が自ずから腹を切ることとなれば、甲斐は戦力的にも大幅に減少するだろうし、何より士気もがた落ちになる。あの忍の方はかなりやれるだろうが、真田幸村が欠けた穴は埋めようがない」
「真田は忠と義を重んじる誇り高き武将。それが敵将に嬲られたとなれば…」
「だから腹を切らせないために、閉じこめたのさ。真田幸村を抱いた武田のおっさんも同罪だと思っているから、絶食なんて荒行をしている」
「羨ましいですな、真田も。そこまで信玄公に想われているとは」
「俺だって、オメェのこと愛しているぜ。小十郎」
 碁石を置こうとした小十郎の手が、急に止まった。
 返事はないが、口を真一文字に結んで、耳まで真っ赤になっている様を見ると、ついつい喉奥から笑いがこみ上げてくる。
「政宗様…」
 小十郎は眉間に皺を寄せてたしなめると、改めて碁石を置いた。
 小十郎の手も、攻撃をゆるめるつもりはないらしい。
「小十郎にしては積極的だな」
 政宗は感嘆の声でそう言うと、続けざまに次の手を打つ。
 政宗もまた、守りに入るつもりはないらしい。
「小十郎めは、いつでも積極的にござりまするが?」
 素早く小十郎が返してきた。
 真剣になった小十郎の碁は、政宗もかくやというほどの早碁になる。
 小十郎が本気を出してきたのを悟り、政宗も素早く次の一手をくりだした。
「あいつを…」
 碁石を打つ手を止めるでもなく、政宗は言う。
「真田幸村を、あのまま終わらせるのは、つまんねぇ。だが、武田のおっさんを含め、甲斐の連中には真田をどうすることもできねぇだろうな」
「政宗様が助けるのですか?」
「借りがでかすぎるからな。できるだけ返させてもらうさ。余っているってんなら、貸しにしておくのも悪かぁない」
 パチ、パチ、と、碁石の置く音が続いていたが、やがて黒を持っていた政宗が手を止めた。
「……投了だな」
「ひの、ふの…。十二目差で、小十郎めの勝ちにござりまするな」
「ちぇっ。他のヤツなら負け知らずなのに、オメェには勝つどころか十目以下に差を縮めることもできねぇ」
「次からは指導碁に致しましょうか?」
 碁石を片付けながら小十郎が微笑むが、政宗の方は子供のようにむくれていた。
「冗談。手ェ抜かれてたまるか!」
「それはようございました」
 小十郎は不敵な笑みを浮かべてそう言うと、政宗の手を取り、畳の上に押し倒した。
「囲碁勝負に勝ったら、政宗様をいただけることになっているのは、暗黙の了解になっておりましたからね。何があっても、負けるわけにはまいりませぬ」
「……布団くらい敷けよ」
 むくれる政宗に構わず、小十郎はそのまま政宗の服の衿を開き、口付けの嵐を与え続ける。
「Fu…mum…! 小十…郎…!」
「政宗様…。愛しております」
「知ってる…」
 小十郎の愛の囁きを、事も無げに「知ってる」と言い放つ政宗に対し、小十郎は胸が苦しくなった。
 だが、己の目を真っ直ぐ見つめ微笑む政宗に、小十郎の気疎い気持ちなど、一瞬で吹き飛んでしまう。
「知っているから…、言われても嬉しいんだ」
「政宗様。そのような愛らしいことを言われたら…」
 小十郎が政宗に食らいつくように、激しい接吻を仕掛けた。政宗もまた、小十郎の首にしっかりとしがみついて、貪欲な小十郎の愛を受け止める。
 だが、細く開かれた政宗の左目は、どこを見るでもなく宙を漂っていたことに、小十郎は気付いていなかった。

 ──真田幸村…。

 首に六文銭をぶら下げた、紅く燃える熱血漢。
 政宗の心にも火を付けた、あの闘志に燃える瞳から消えた炎を、再び蘇らせることができるのか。

「…政宗様…?」
「続けろ、小十郎…」

 ──例え自らでも、俺以外の奴の手に掛かって死ぬことなど、この俺が許さねぇぞ。幸村…!

 己の腕で悶えつつも、自分を見ていない主人に、小十郎は苦笑を漏らすしかなかった。
 政宗の気持ちが、痛いほどに伝わってくるから…

 ──政宗様の心をここまで熱くしたんだぜ、真田。このままで終わるんじゃねぇぞ。

 小十郎もまた、主人の好敵手として幸村を認めており、虎の復活を願って止まなかった。



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【一応おしまい】

 筆頭の誕生日と全く関係ない話で申し訳ねっす。
 この二人って、砂吐きたくなるほど甘いからなぁ~







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■コメント

■便乗して [ふjこ]

ハッピーバースデー政宗様!!

BASARAにハマらなかったら誕生日を知ることはまず無かったと思います(←歴史オンチ)


素敵な破廉恥主従をごちそうさまでした(ー人ー)
武田の屋敷だろうがどこだろうが二人のイチャイチャパラダイスなんですねえ…。
囲碁のことは全然わからないのですが(爆)真剣勝負の緊迫感と駆け引きめいた甘ーい台詞の応酬がとっても艶っぽくてドキマギしましたw
あと、梵天丸様に何てけしからん設定を!Σ(*゜д゜)
筆頭のあの19歳とは思えぬほど熟成された色香はそのせいだったのですね…\(^o^)/
小十郎と結ばれた時は既に非処●だったのか否か、それが気がかりです。

堪能させていただきましたv
甘く濃厚なひとときを送っている破廉恥主従と共に、私も紅いわんこの今後に思いを馳せております…(´ー`)

■こらーーーーー!! [櫻井 奏]

人様のお家で何してるの!?この破廉恥主従はっっ!(ノ∀\*)
砂どころか、色んなもんが色んなとこから出そうな程甘いですけど!!←
あああ。伊達主従いいわぁ。うっとり。

■ぎゃふん [汐]

ほんと感嘆のため息しか出ない///
なんと濃ゆい設定なんですか!!!(はぁはぁ)
お師匠様に教えられて、それを小十郎もしってて、未だに思い出すと嫉妬するとかって・・・・!!!!!(悶)
いいなー筆頭、小十郎の愛を「知ってる」とかってかっこよすぎて吐血する。爆

■コメントありがとうございます [桂花]

他人様の屋敷でも構わずエロいことをしてしまう、伊達主従。そこに痺れる、憧れ(ry
まったく、困った破廉恥主従だ ┐(´ー`)┌ (←おまえが)


>ふjこ さん
私もBASARAにハマらなければ、筆頭の誕生日なんて知りませんでしたよ。
誕生日がはっきりしている戦国武将って、少ないんですよね。
幼き日の梵天丸様に、何があったんでしょうねぇ… (´ー`)
初めての相手が小十郎だったのか、そうでなかったのか…フフフ…
相手が小十郎だけでは、19歳であのエロ気はねぇだろ、というワシの脳内シャウトの産物です。
紅いわんこの復活の鍵は、この人なんだろなぁ、きっと。

囲碁は私もようわからんのですが、戦国武将って風流人が多いので、茶道や囲碁は嗜んでいるだろうと思っております。


>櫻井 奏 さん
他人様のお宅だろうが、自分達の世界を作り出し堪能する、破廉恥主従です。
困ったもんだ。←
何せ、人前でも構わず「ちゅー」する人達ですから ヽ(´ー`)ノ


>汐 さん
さらっと描写したつもりの部分に、そこまで萌えていただけて、ほm…本望です (/∀\*)
小十郎の愛を「知ってる」とはいっても、やはり言葉でも欲しい。
小十郎に対して、ちょっと強欲な筆頭がかわいいなと、自分でも思ったり←

■・・・!!(悶絶中) [せうる]

やや遅い反応ですみません!・・・ふぁ~筆頭おめでとうー(遅)

それにしても甘主従wラブラブですなぁ~(///▽//)
碁に勝てないんじゃなくて勝たないのではないか、この小悪魔政宗たんめ!とか思ったのは内緒です♪
碁の勝敗を口実に愛を確かめ合ってたりしてるなら尚萌えます・・・w

■>せうるさん [桂花]

(●ω・´)「Ah-ha? この俺がワザとでも負けるわけねぇだろが。小十郎はウチの軍師殿だからよォ。本当に碁は強いんだぜ、せうるちゃん」(脳内CV:中井和哉)

多分、勝っても筆頭が小十郎を襲うというだけで、やるこたぁ一緒だと思います。
二人で仲良くいちゃついていていればいいのです。

てなわけで、改めて筆頭(永遠の)19歳、おめでとうございます(*´∀`*)
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設置:2009.06.21

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香彩茶房 別館こ

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