■┗シンデレラ

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■【戦国BASARA】 シンデレラ その0 【クリスマス企画】 撮影前夜

◇ 配 役 ◇

シンデレラ … 真田幸村
王子様 … 伊達政宗

魔法使い … かすが

継母 … 豊臣秀吉
継姉 … 竹中半兵衛

モブ … 伊達軍の皆様

………

監督 … 毛利元就
撮影 … 長曾我部元親 と 野郎共
スタッフ … 捨て駒ズ

シナリオ … 腐れ忍者





毛利監督「…配役が気に食わぬな」
腐れ忍者「え? もう役者さんの手配はしちゃいましたが…?」
毛利監督「だめだ! これでは、完璧な劇は演じられぬ! 配役から換えるぞッ!」
腐れ忍者「ええっっ! ちょっ、監督……!?」

(監督による大幅な台本書き直し)

毛利監督「ふむ…。これで完璧ぞ」
腐れ忍者「あーあ…」
毛利監督「何をグズグズしておる。さっさと役者と撮影の手配をせぬか」
腐れ忍者「はーい…(とぼとぼ)」

残された毛利監督手直しの台本を見つけた長曾我部カメラマン。
ぱらぱらーっと台本を読んで、ニヤリと笑う。

長曾我部「なーんだ。勝手に書き直してもよかったんだ。そーだよなー。笑えるところって、継母役が秀吉ってところだけだもんな~」

(さらさらさらさら~)←長曾我部カメラマンが書き直す音

長曾我部「おし! これで完璧! 面白くなりそうだな!」

長曾我部カメラマン、持ち場に戻る。
(ぺたぺたぺたぺた…)←腐れ忍者の足音

腐れ忍者「監督の書き直した台本忘れた! これコピーして、改めて配り直さないと…」

台本を持って、腐れ忍者も退場。





そして、世にも破天荒なシンデレラの撮影は始まった……


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■【戦国BASARA】 シンデレラ その1 【クリスマス企画】

 昔々ある国に、シンデレラという血気漲る少女(えー…)がおりました。
 母に先立たれたシンデレラの父は、新しく妻(あー…)を迎え入れました。
 その妻には、連れ子がいましたが、シンデレラより年上の彼女(んーと…)は、シンデレラのことを疎ましく思っているようです。
 シンデレラの父が死ぬと、義理の姉によるシンデレラへのいぢめは、それはそれはひどいものとなり…

「Hey! シンデレラ! 俺の部屋、掃除しろっつってんだろがっ!」
「何を申されるか、政宗殿!」
「『政宗殿』じゃねェッッ!! 『姉上』だっ! シナリオくらい、ちゃんと覚えやがれ!!」
「それは…申し訳ござらん…。いや! しかし、それとこれとは話が別にござる! 各々の部屋は自分で掃除をすることと、片倉殿…もとい、継母上が言うたばかりにござろう!」
「うっ、うるせぇっ! ともかく、俺の部屋も掃除しとけよ! でないと…」
「でないと…なんでございましょうか? 政宗様…」

 蒼紅が激しい言い争いをしていると、隻眼の少女(……)の背後には、いつの間にやら左頬に刀傷をつけた強面の母(……)の姿がありました。

「こ、小十郎…」

 禍々しいオーラを放つ母・小十郎に、政宗は背中は冷や汗、顔は恐怖にヒクつかせておりました。
 政宗の恐怖を知ってか、小十郎はさらにずずいと前に進み出で、静かですがドスの効いた声で政宗を窘めます。

「この度は不本意なれど、小十郎めは政宗様の母の役にござりまする。それ故に、この小十郎、改めて政宗様のことを厳しく躾たい所存にござります。それに、この家の元々のお世継ぎである真田…もとい、シンデレラを小間使い扱いなど、以ての外」
「だ、だけどな、小十郎…。シナリオでは、『継母とその娘は、シンデレラをいたぶる』って書いてあるんだぜ?」
「いたぶってどうするのですか。そんなことより、劇中とはいえ、自分のことは自分でなさりませ、政宗様」

 小十郎母さんはそう言って政宗を窘めると、箒とちりとりと雑巾を渡して自分の部屋に行くよう促しました。

「すまねぇなぁ、真田…じゃねぇ、シンデレラ。わかっちゃいるとは思うが、政宗様はああいう気性のお方だから…」
「いえ。これもお役目故…。それでは、某は夕餉の支度なd……」
「わ──────ッッッ!!!!」

 この世のものとは思えないほどの小十郎の叫びに、シンデレラの方が慌てました。

「か、片倉殿……ッッ?!」
「片倉じゃなくて継母だろが…。いや、今はそんなこたぁ、どうでもいい…。夕餉の支度は俺がやる。オメェは政宗様と一緒に、掃除でもしていろ。な?」
「は…、はぁ……」

 呆けるシンデレラを宥めるように肩をバンバンと叩くと、小十郎はひきつった笑みを浮かべたまま、急ぎ足で台所へと駆けていきました。
 小十郎母さんが慌てふためくのも無理はありません。
 以前、食事の支度をシンデレラに任せた所、張り切りすぎたシンデレラは己の火力をも最大にしてしまい、食事は炭と化し、台所もあわや焼失となるところだったのです。
 食事の材料は、小十郎が丹精を込めて育てた野菜たち。
 子供のように慈しんで育ててきた野菜を、また炭にされては敵わないと、小十郎はなるべくシンデレラに台所に立たせないようにしていました。
 シンデレラは継母である小十郎がしっかりしていたお陰で、それなりには平穏に暮らしていました。
 しかし、所詮は他人である上に、義理の姉である政宗からは目を付けられているので、少々居心地は悪いようです。






【つづく】



■【戦国BASARA】 シンデレラ その2 【クリスマス企画】

まずは前回の拍手コメへのレスを、拙者に代わって片倉さんがしてくださるとか何とかで…

かたくらママ
《注意》言ってません。

……似合うと思うけd(極殺)



【さて、シンデレラのつづきだよ~】




 そんなある日のこと、お城で武道会(誤字ではありません)が開かれることになり、政宗と小十郎は揃って出かけることとなりました。

「さあ、小十郎。楽しいパーリィの始まりだぜぇ」
「今参ります、政宗様。…真田、いや、シンデレラ。ちょっと来い」
「なんでございましょう、片倉殿…ではなかった、継母上」
「おめぇだけ留守番で悪ィからな。食事の支度はしてあるから、時間になったらコイツを食ってな。それと、おやつも棚の中に閉まってある。くれぐれも食べ過ぎには気を付けるんだぜ」
「お心遣い、感謝致す。継母上」
「最近はいろいろと物騒だからな。くれぐれも留守番を頼むぜ?」
「承知」

 留守番を仰せつかったシンデレラは、

「御武運を!」

 と言って二人を送り出しましたが、内心は武道会に行きたくて仕方がありません。
 シンデレラのために小十郎母さんが用意してくれた団子を棚から出すと、大きな溜息を吐きながらもぐもぐもぐもぐと一心不乱に食します。

「某も、武道会に行きとうござったなぁ…」

 食べ終わった後の団子の串で五重塔を作りながら、シンデレラはそう呟きました。
 空を見れば、それはそれは団子のような丸い月が、煌々とシンデレラの顔を照らします。
 棚の中の団子はなくなり、手持ち無沙汰になったシンデレラは、深い溜息を吐くと小十郎が作り置きしてくれた夕食を取りに台所へ行こうと立ち上がりました。
 その時、団子のように丸い月から一点の影が現れ、影はどんどん大きくなり、やがてシンデレラの方へと近付いてきました。

「こんばんわ、旦那♪」

 迷彩服を着た影は、捕まっていた大きな鳥から手を離すと、颯爽とシンデレラの前に飛び降りて、恭しく傅きます。

「さっ…、佐助ェェェッッ!!」

 影の顔を見るや否や、シンデレラは佐助に向かって飛びつき、抱きつきました。

「ちょっ…! 旦那、まだ劇の途中! それに俺様、今回は魔法使いなのっっ!!」

 子安ヴォイスは慌てふためいてそう窘めると、シンデレラは胸元から顔を上げふくれっ面で佐助…もとい、魔法使いに不満を申し立てました。

「ならば某は、『旦那』ではなく『シンデレラ』でござる」
「はいはい。申し訳ございませんでした、シンデレラ」

 懐かしい姿にじゃれつくシンデレラに、魔法使いは困ったような嬉しいような顔をして、シンデレラのぽわぽわした頭を撫で回しました。
 そして、ふとテーブルの上に目をやると、団子の串で作られた、それは見事な五重塔に目を奪われます。

「それよりシンデレラ…。よく食ったね…」

 これだけの大作を作るとなると、どれだけの団子が、シンデレラの腹の中に消化されたのか…
 魔法使いは空恐ろしくなり、宇宙に放り出された究極生物の如く、考えるのを止めました。

「これから片倉殿が作ってくだすった夕食を食そうと思っておったのだが、佐助…いや、魔法使い殿も一緒にどうでござるか?」
「まだ食う気なのッッ!?」

 底知れぬシンデレラの食欲に、さすがの魔法使いも素っ頓狂な悲鳴をあげてしまいます。
 ですが、シンデレラの瞳は真剣そのもの。まやかしや冗談ではないようです。

「腹が減っては戦はできぬと申すしな。不測の事態に備えてこその留守役!」
「食い過ぎて動けないほうが、よっぽど困ると思うけど…まあ、いいや。それはそうと、旦那…つーか、シンデレラはお城の武道会には行きたくないの?」
「うむ…。正直申せば行きたいのだが、某は継母であらせられる片倉殿より留守を預かる身。約束を違える訳には…」
「あれ? もしかして旦那、王子役が誰か聞いてない?」
「王子役は政宗殿と聞いておったが、その政宗殿が義理の姉役だったので、面食らっておる。佐助…いや、魔法使い殿は誰が王子役なのかご存じか?」
「はぁぁあ~…」

 魔法使いはシンデレラの話から、すべてを納得したようです。
 シンデレラが留守を甘んじている理由と、シンデレラに留守を任せてお城に行った継母とその娘の魂胆を…

「旦那! アンタは急いでお城に行った方がいい! 王子役は…」

 魔法使いがシンデレラの耳元で何やら囁くと、シンデレラの顔色がさっと青く変わります。

「それはまことかっ?!」
「ああ。だから急いだ方がいい…って、ちょっ、だ、旦那ッッ?」

 魔法使いが言うより先に、シンデレラが動きました。
 壁に掛けてあった二本の槍を手に取り、出窓を開けて飛び出そうとしておりました。

「旦那──ッ!! 待った、待ったァァァ!!」
「この一大事に待てと申すか、佐助!」
「いや。急ぎはするけど…。せめて、スカートは脱いでいって…」

 魔法使いに言われるまですっっっっっっかり失念していましたが、今はシンデレラの劇をしている最中。シンデレラ役の幸村は、当然スカートです。
 そのことをやっとのことで思い出し、シンデレラは赤面しながらも困ったように魔法使いに語りかけます。

「確かに斯様な格好では武道会には出られぬ…。とはいえ、事態は一刻を争う。何とかならぬか、佐助」
「だから俺様は魔法使いだってぇの。まあ、衣装の早替えくらい、俺様にとっちゃ…」

 そう言うと、魔法使いは紅いマントをシンデレラに被せ、呪文を唱えます。

「呪文なんていらないよ。俺様は忍だからね」

 そうですか。

「ほい、旦那。戦装束に着替え終わったよ」
「かたじけない、佐助」
「魔法使いだって」
「そうなのか? 魔法使いというのは(ピーッ! ガガガガガッ! ピピーッ!) だと政宗殿に聞いたが、佐助もそうなのか?」

 純な顔をしてのシンデレラのとんでもない発言に、魔法使いが盛大に噴いてしまったのも無理はありません。

「ンなわけないっしょッッ!! いいからさっさとお城に行った、行った!!」

 慌てふためいているのは、シンデレラがとんでもないことを知っていたからで、決して佐助が「そういう意味での魔法使い」ではありません。(これでいいですかー? 佐助さーん)

 かくして、魔法使いの親切で送り出されたシンデレラは、一路武道会会場へと急ぎます。



【つづく】



ここで問題です。

・王子役は誰でしょう。(ヒント:ダブルキャストではありません)

答えはわかったかな?^^(バレバレだという意見も)





■【戦国BASARA】 シンデレラ その3 【クリスマス企画】

気が付けばもうクリスマスイブなので、さっさと書き上げよう。
つか、クリスマス爆発しろ(←ついったじゃないから、チカちゃんのリプライはねーってば)


というわけで、まずは拍手コメのレスです。

※内緒拍手コメ様

いつもありがとうございます。
片倉母さんは、洋モノよりも味噌汁と割烹着のほうがよっぽど似合うと、拙者も思います。
しかし、幸村シンデレラに色々と言い含めていた裏には、実はとんでもない陰謀が含まれていた訳で…



というわけで、続きをお楽しみ下さい。

……今日はこれ以上の更新ができるかどうか不安ですorz




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■【戦国BASARA】 シンデレラ その4 【クリスマス企画】 ※最終回

あれ? もう25日ですか?
12月25日って、北欧圏の冬至祭りですよね←

……ごめんなさい。頑張って収拾つけて終わらせます。
って、収拾つくんか、コレ?
激しく無理そうな気がする/(^o^)\

それでも、最後までお付き合いいただければ、市はうれしいの…←










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■【戦国BASARA】 シンデレラ その\(^o^)/ 【クリスマス企画】 裏方にて

撮影現場は、もはや阿鼻叫喚の図式と化している…


「回せ回せ~~ッ!! 野郎共、カメラ止めるんじゃねェぞォォォッッ!!」
「へいっ、アニキ──ッ!!!!」

ノリノリで撮影しまくる長曾我部班とは裏腹に、監督である毛利元就は、ただただ呆然と成り行きを見守っt…

「…な、何事だ! これは! 我はこのような計算はしておらぬぞっ!!」

怒りのせいか、手に持っていた脚本はいつの間にかぐちゃぐちゃに握りつぶされていた。
顔面を蒼白にしながら、毛利監督がしわくちゃになった脚本を開く。
そこに書かれていたのは、目前の大騒ぎとほぼ同様の内容。

毛利監督の目が、必要以上の殺気を帯びて、キラ──ンと光る。

「貴様…、これは一体どういうことだ…」

腐れ忍者を締め上げる毛利監督。
「かもすぞ」というよりは「ころすぞ」オーラが、だだもれである。
必死で首を横に振る腐れ忍者。

「せ、拙者は、毛利監督の書き直したシナリオを打ち直して配っただけにござる…」
「原本はどこにある……」

更に締め上げる毛利監督。
もはや言葉にできないので、指さしで原本のある机を指し示す腐れ忍者。
泡噴いて失神寸前の腐れ忍者をボロぞーきんのように放り投げ、毛利監督は原本に向かって飛ぶように走った。

そして、数多で乱雑な加筆修正部分を見て、全身を振るわせ、血管を浮き上がらせる。

「なんだ──ッ!! この、きったない字による修正は──ッッッッ!!!!」
「え…? 毛利様ではないのです…か…?」

瀕死の腐れ忍者に代わって、捨て駒ズの一人が恐る恐る尋ねる。

「我はこのような汚い字は書かぬわっ!!」

「イケイケ──ッッ!! どんどん回せ──ッッ!!!!」
「ア──ニキ──ッッ!!!!」

脚本を書き直した真犯人は、喜々としてずっとカメラを回しておりましたとさ。


【了】


【公開中止のお知らせ】
この度撮影されました毛利元就監督『シンデレラ』は、監督の都合により公開中止となりました。




【本当におしまい\(^o^)/】

来訪者

設置:2009.06.21

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香彩茶房 別館こ

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